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スノボ平野歩夢、海祝兄弟「2人で切磋琢磨してやっと来られた」そろって決勝進出

2022年2月9日 21:06
スノボ平野歩夢、海祝兄弟「2人で切磋琢磨してやっと来られた」そろって決勝進出
決勝進出を決めた(左)兄・平野歩夢選手(右)弟・海祝選手 (写真:Daniel Honda/アフロ 2022年1月 Xゲームズ アスペン大会 表彰式)
北京五輪・大会6日目(2月9日)スノーボード男子・ハーフパイプ予選

スノーボード男子・ハーフパイプ予選が行われ、金メダルを狙う平野歩夢選手の弟・平野海祝選手が決勝へ進みました。

平野海祝選手は12歳の時に、ソチ五輪で銀メダルを獲得した兄・歩夢選手の姿を見て本格的にスノーボードを始めました。世界レベルで活躍する兄の背中を追い続け、今年1月に行われたXゲームでは兄の準優勝に続いて、3位に輝くなどハーフパイプ界期待の選手です。

初めての出場となった五輪は海祝選手にとって他の大会とは全く違うものでした。予選前に行われた公開練習では他選手の超難度のジャンプなどを目の当たりにし、そのレベルに圧倒されたという海祝選手。中でも一番衝撃的だったのはあの選手でした「一番衝撃受けたのは兄ちゃん(歩夢選手)ですね。あれはヤバイなみたいな。ここは五輪なんだなということを改めて実感して自分も本当にやらないと(決勝に)あがれないぞとプレッシャーがかかっていた」と語った海祝選手。

予選は1回目、2回目とも高さのある落ち着いた滑りを見せ本人も納得の9位(77.25点)。また、兄・歩夢選手も貫禄の演技を見せ、1位(93.25点)。兄弟そろって予選通過を果たしました。

「結構自分は北京五輪に出られるか危なかったんですけど、兄ちゃんと色々な戦略を立てたり、兄ちゃんから刺激を受けたり、2人で切磋琢磨(せっさたくま)してやっとここまで来られました。やっとがもうやっとじゃ済まされないくらい、すごいことなんじゃないかと思っています」と海祝選手は兄と2人で歩んだここまでの道のりを振り返り、決勝での活躍を誓いました。

「決勝は高さのあるエアーから入ってみんなの期待に応えられるような滑りをしたいです。ガッツリやりたいと思います」

スノーボード男子・ハーフパイプ決勝は2月11日に行われます。
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