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「兄ちゃんの本気が自分のやる気に」 平野歩夢の弟・海祝 決勝進出

2022年2月9日 17:49
「兄ちゃんの本気が自分のやる気に」 平野歩夢の弟・海祝 決勝進出
兄・歩夢と共に決勝進出した平野海祝選手 (写真:USA TODAY Sports/ロイター/アフロ)
北京五輪・大会6日目(2月9日)、スノーボード男子ハーフパイプ予選

スノーボード男子ハーフパイプ予選が行われ、平野歩夢選手の弟・平野海祝選手が登場しました。

ソチ五輪で銀メダルを獲得した兄の姿を見て12歳でスノーボードを始めた平野海祝選手。ユース五輪準優勝の経験を持ち、今年1月に行われた世界最高峰の舞台、Xゲームでは3位に輝くなど今、勢いのある選手です。

初めての五輪では、落ち着いた滑りで本人もガッツポーズを見せる納得の演技で予選1回目を終えます。続く2回目も同様に5つのトリックを成功させ、77.25点をたたき出し、9位で兄とともに決勝進出を決めました。

以下、試合後の平野海祝選手のコメント

――初めての五輪の予選を終えて

「選手村ではいつも通り、リラックスした気持ちで臨めたのですが、スタート前になるとほかの選手から気合いとか感じるものが違くて、それこそ兄ちゃんがいつもより本気出してるなということを感じて、それが自分のやる気にもなりました。夢の舞台という実感がなかったのですが実感が湧きました」

――どんな大会にしたいですか?

「小さい頃からの夢が(ソチ)五輪観るまではなくて、やっぱり兄ちゃん(歩夢選手)が厳しい状況でストイックに父さんと取り組んできたところを間近で見てきて、自分はやりたくないなと思っていました。ですがソチ五輪を見て感動して、そこから目指してやっとここまで兄弟で来れたのがすごくうれしいです」

――決勝ではどんなトリックを見せたいですか?

「またルーティーンを少し変えて、高さのあるXゲームで見せたエアーなどをチャレンジして、みんなに感動やスゴイと思われるような滑りをしたいと思います。」

スノーボード男子、ハーフパイプ決勝は2月11日に行われます。

<予選主な順位>
1位 平野歩夢   93.25
2位 S.ジェームズ  91.25
3位 平野流佳   87.00
4位 S.ホワイト  86.25
6位 戸塚優斗   84.50
9位 平野海祝   77.25
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