張本智和 世界4位の強豪破り決勝進出
◇卓球WTTカップファイナル(現地6日 シンガポール)男子シングルス準決勝 張本智和4-1H・カルデラノ
世界のトップ選手が集結し、男女各16人で争われる卓球の国際大会「WTTカップファイナル」。男子シングルス準決勝で、世界ランキング5位の張本智和選手(18)は、同4位のH・カルデラノ選手(25=ブラジル)と対戦しました。
11月23日発表の世界ランキングで、カルデラノ選手と入れ替わりで5位となった張本選手は、序盤からフォアハンドのスマッシュや力強いバックハンドでポイントを量産。第1、第2ゲームを連取し、試合を優位に進めました。
第3ゲームはデュースの末、14-16で落としましたが、張本選手の勢いは止まらず。強烈な回転をかけたバックハンドレシーブや速攻もさえわたり、第4、第5ゲームを連取。ゲームカウント4-1で勝利を収め、決勝進出を果たしました。
試合後、張本選手は「(カルデラノ選手に)世界ランキングで抜かされ、リベンジという気持ちで戦った。世界選手権でもいいプレーをされていて、たくさん攻めていかなければ勝てないと思ったので、たくさん攻める気持ちで戦いました」とコメント。
決勝戦の相手は、世界ランキング1位の樊振東選手(24=中国)。11月の世界選手権では、金メダルを獲得しています。張本選手は「世界で一番強い選手。怖いものはないので、今日以上にもっともっと攻めて100%以上を出し切って勝ちたい」と、決意を語りました。
写真:AFP/アフロ