原監督「さんぜんと輝く先輩」ノムさん思う
去年2月に84歳で亡くなった野村克也さんをしのぶ会が11日、神宮球場で行われ、巨人の原辰徳監督が出席しました。
原監督は長嶋元監督率いる巨人でヘッドコーチとして野村さん率いる阪神と対峙(たいじ)してきました。
また、野村さんが2006年から楽天の監督となった時には交流戦などで巨人の監督として対戦する間柄に。
「どちらかというと敵同士だったものの、胸を借りたり、負けて悔しがったり」と思いをはせた原監督。
「特に長嶋監督と野村監督は互いに認め合っていた同志で、長嶋元監督のもとでヘッドコーチとして間に入りながら野村さんとお話しさせていただいたことは非常に記憶に新しいです」と述べました。
また、野村さんの人柄について「存在感があり、勝負に厳しい」としつつも、「人間らしく、非常に温かい」一面も持っていたと話し、野村さんが阪神の監督を辞任した際には、原監督はさみしさを覚えて「ぜひ戻ってきてください」と手紙を書いたと明かしました。
同じ監督という立場で対戦しながらも「経験もレベルも全く違って、胸を借りることができた。さんぜんと輝く先輩です」と野村さんへの敬意を示しました。