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体操・橋本、高得点連発 今年の漢字「輝」

2021年12月12日 20:37
体操・橋本、高得点連発 今年の漢字「輝」

◇体操全日本団体選手権男子決勝(12日、国立代々木競技場第一体育館)

チーム日本一を決める全日本団体選手権男子決勝に、東京五輪で2つの金メダルを獲得した順天堂大学2年の橋本大輝選手が出場。体操の主要大会としては、今年最後となる今大会。橋本選手は、1種目目のあん馬で15.100の高得点をいきなりマークし、順調なスタートをみせます。

3種目目の跳馬では大技「ロペス」を完璧な着地でまとめ、この種目、全体トップの15.200をマーク。さらに5種目目の鉄棒でも5つ全ての離れ技を成功させるなど、安定した演技で、全体トップの15.033をマークした橋本選手。出場5種目中、4種目で高得点といわれる15点台をマークし、橋本選手が所属する順天堂大学が3年ぶりの日本一に輝きました。

試合後のインタビューで橋本選手は「順天堂大学でこうして一員として優勝メンバーになれたことは光栄なこと。メンバーに選ばれなかった全員の思いを背負って戦って、さらには監督、トレーナー、色々な人の支えがあって優勝することができたので、まずは本当に感謝の気持ちしかありません」と話しました。

さらに自身を表す今年の漢字について聞かれると「自分の名前の中に入っている『輝』という字。今年1年、自分の中で輝かしい成績を出すことができたのと、自分の中で納得のいく演技ができたと思っていたので、自分の名前の中から『輝』という所かなと思っています」と、自身の1年を『輝』に例え、振り返りました。

そして、「僕は今年1年で結構、変わったので、僕自身もう1度世界のチャンピオンになって、団体で世界一になりたいと思っている。変わらず伸び伸びとした演技、さらにはもっと自分の体操を突き詰めていきたい。理想の演技を求めてやっていく1年にしたいと思っている」と、来年の抱負を力強く語りました。

写真:松尾/アフロスポーツ