イチロー 女子高校生と本気の野球対決
18日、シアトル・マリナーズ球団会長付特別補佐兼インストラクターのイチローさんが自身の所属する草野球チーム「KOBE CHIBEN」と女子高校野球選抜チームとのエキシビションマッチ(ほっともっとフィールド神戸)に出場。
全日本女子野球連盟が高校年代の選手育成を目的として実施する「女子高校野球選抜強化プログラム2021」の一環として行われたこの試合。
女子高校野球選抜には全国高校女子硬式野球選手権大会で準優勝の高知中央高校の松本里乃投手など全国の選手が集められました。
エキシビションマッチでは、9番・投手で先発したイチローさん。場内アナウンスで「ピッチャーはイチローくん」と紹介されて登場したイチローさんは真剣な表情でマウンドに上がると、初回から全開のピッチング。1回を3者三振に打ちとります。
2回、先頭打者に死球を与えるなど1アウト2,3塁のピンチを招きますが、その後のバッターを2者連続三振に打ちとりピンチを切り抜けます。
その後も、要所でしっかりと三振を奪ったイチローさん。8回途中からは両足を気にし始める姿を見せますが、最後は足がつりながらも投げきり、9回を147球で完封。最速は135キロ、17奪三振で48歳とは思えないピッチングを見せ、試合はKOBE CHIBENが1対0で勝利しました。
一方、バッティングは3打席ノーヒット。三振こそありませんでしたが、女子高校野球選抜投手陣の球を、ヒットにつなげることはできませんでした。これにはSNSでも「イチローを3打数ノーヒットに抑えた女子高生バッテリーすごすぎる」など称賛の声があがりました。
写真:日刊スポーツ/アフロ
※写真は2021年11月29日撮影