畑岡奈紗「メジャー優勝が目標」来季へ抱負
女子ゴルフの世界ランキングで、日本勢最高の6位につける畑岡奈紗選手(22)が22日、オンラインで会見を行いました。
12月9日に帰国し、隔離期間が続く中、自宅から会見に臨んだ畑岡選手は、来季の目標について、「来年6年目になるけど、メジャーの優勝ができていないので、焦るわけではないけど、メジャー優勝を1番の目標にしてやっていきたい」と決意を語りました。
今年6月のメジャー大会、全米女子オープンでは、笹生優花選手(20)とのプレーオフの末、惜しくも2位となり、メジャー初優勝を逃しました。
さらに、8月の東京五輪では9位に。「ピークを合わせて、金メダルを目標にしていた。すごく悔しい思いをしたけど、東京五輪でプレーできたのは自分の財産になる」と振り返りました。
一方で「すごく感動したのは五輪の開会式。競技場に入る直前に見た景色が1番印象に残っているので、その舞台に立てたっていうのがうれしかった」と笑顔で話しました。
また、世界ランクについて「今までの最高が3位。今は6位になってしまったけど、世界ランク1位になってみたい」と話した畑岡選手。
ゴルフでは世界ランク1位の選手のキャディーが他のキャディーと違う緑色のビブスを着ることになっています。
「キャディーのブレックに(そのビブスを)着てもらって、プレーしたいというのは、もう1つの目標」と日本人では宮里藍さん以来となる世界ランク1位にも意欲を示しました。
年末年始は「人混みを避けたい。家とかで友達に会ったりとかは楽しみ」と話しつつも、隔離期間となる現在は「家の庭で素振りとか、ゴルフネットに向けて、テニスボールをバットで打っている」とトレーニングをしていると明かしました。
来年の開幕戦は、1月20日にフロリダ州で行われるヒルトン・グランド・バケーションズ・トーナメント・オブ・チャンピオンズ。
「短い準備期間だけど、トレーニングやスイングで直したい部分もある。今年はシーズン終盤で、スイングスピードが落ちてしまったので、1年通して落とさないように重点的にやりたい」
そして来季から米ツアーに渋野日向子選手と古江彩佳選手が参戦することも決まっています。
「ずっと予選会の成績は見ていた。日向子ちゃんと彩佳ちゃんが通って日本人の仲間が増えるのはうれしいし、みんなで良い成績を残したい」と歓迎しました。
写真:AFP/アフロ
(写真は東京五輪)