陸上・福士加代子 来年1月で現役引退へ
陸上・女子長距離の福士加代子選手(39)が22日、来年1月の大阪ハーフマラソンを最後に現役から引退する意向を表明しました。
福士選手は、所属するワコール女子陸上競技部のホームページに、「第一線を退くことをここに報告いたします。22年間、私は走ることに夢中でしたっ!!あと2つのレースを今までと変わらず、全力で楽しんで走りたいと思いますので、福士加代子をまた応援して下さい」と直筆でコメントを寄せました。
福士選手は、2004年のアテネ五輪にトラック種目の10000mで初出場すると、その後の北京、ロンドン大会でも5000m、10000mに出場しました。
2008年に初マラソンとなる大阪国際に出場すると、2013年にはモスクワで行われた世界選手権で銅メダルを獲得。
2016年には、リオ五輪選考会の大阪国際で2時間22分17秒をマーク。「リオ決定だべえ!」と名言を残しました。
そのリオ五輪では女子マラソン代表として出場し、14位という結果を残しています。
長く女子陸上界を引っ張ってきた福士選手。残りの出場大会は、来年1月16日の『皇后杯第40回全国都道府県対抗女子駅伝競走大会』と、同30日の『2022大阪ハーフマラソン』の2レースです。
◆以下、福士選手コメント全文
来たる2022年1月30日(日)大阪ハーフマラソンを最後に第一線を退くことをここに報告いたします。
ワコール陸上部員として22年間、私は走ることに夢中でしたっ!!社員の皆さんを始め、たくさんの人との出会いのおかげで、毎日刺激をもらい、触れ合い、じゃれ合い、いっぱい泣いて、いっぱい笑って、いっぱい叫んで・・・。本当、毎日いろいろありすぎておもしろい競技生活でしたっ!!
これまで、たっくさんの応援・ご支援をしていただき本当に心から感謝しております。
どうもありがとうございましたっ!!
あと2つのレースを今までと変わらず、全力で楽しんで走りたいと思いますので、福士加代子をまた応援して下さい。引き続きよろしくお願い致します。
写真:YUTAKA/アフロスポーツ