女子陸上の新星・不破「世界の舞台へ」
先月31日に行われた全日本大学女子駅伝で驚異的な走りを見せ、注目を集めている拓殖大学のスーパールーキー・不破聖衣来(ふわ せいら)選手。
1年生ながら任されたエース区間5区では、区間記録を1分以上更新する活躍を見せました。
10000メートルに換算すると日本記録に迫るタイムでしたが、不破選手は「運とかが重なった結果だと思っているので、それをちゃんと自分の力にできるようにしていきたい」と日本テレビの取材に対して話しました。
そんな不破選手の気分転換は料理とピアノ。ピアノは幼稚園時代に習っていて「ディズニーの音楽とかを弾いたりしてリラックスしています」と話しました。長距離走におけるリズム感への好影響も「あるかもしれない」と答えます。
また、大学入学前から「日本だけではなく世界の舞台へ行きたい」という思いがあったと話す不破選手。今夏の東京五輪で世代の近い選手が活躍していたことで「(自分にとって)すごく現実的な大会という風に捉えられた」と話しました。
特に、1500mで日本人史上初の決勝進出、8位入賞の成績を収めた田中希実選手の活躍に「すごく勇気をもらえた」といいます。
五輪出場は、今後不破選手が掲げる一番の目標。「まずは出ることが大事なんですけど、決まったら世界と戦える走りができるようにしていきたい」と、この秋、女子陸上界に誕生したニューヒロインはすでに世界を見据えています。