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「崖のふちのロコ」五輪出場をかけ遠征出発

2021年9月29日 23:46
「崖のふちのロコ」五輪出場をかけ遠征出発

29日、平昌五輪のカーリングで銅メダルを獲得したロコ・ソラーレのメンバーがカナダ遠征への出発前に取材に応じました。

10日から行われた、女子カーリング日本代表決定戦で北海道銀行を破ったロコ・ソラーレ。先に2連敗し、後がない状況からの3連勝という劇的な大逆転で日本代表の座をつかみました。

この接戦の勝因についてサードの吉田知那美選手は、2連敗後の休憩時間にチームで話し合ったことを明かし、「いつの間にかいいショットなのに、『私たちはこんなショット決めるの普通ですよ』みたいな感じにしていた。3試合目以降はすべての私たちのナイスショットに対して『私たち天才!』って。『私たちはすごいことをやっているんだ!』って、自分たちをしっかり認めてあげるのは大事だったなと思います」と振り返りました。

スキップの藤澤五月選手は、普段の大会でも追い込まれてからの予選突破などが多いとコメント。これに対し、吉田知那美選手が「シンプルに私たちは崖っぷちにいることがどのチームよりも多いっていう。崖のふちが心地いいのかもしれない」と答え、チームを映画「崖の上のポニョ」にかけて「崖のふちのロコ」と命名しました。

今後、海外遠征を経て、12月に北京五輪出場権のかかる世界最終予選に挑むロコ・ソラーレですが、リザーブの石崎琴美選手がチームの課題としてあげたのは、「準決勝より先になかなか進めていない」こと。今回の海外遠征では「その(準決勝の)先はどういう自分で、どういうチームの状態でいれば、上に行けるのかっていうところを世界最終予選の前に、その感覚を一つ感じたりできるといいなって思っています」と意気込みを語りました。

写真:日刊スポーツ/アフロ
※写真は2021年9月12日カーリング女子 日本代表決定戦

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