◇プロ野球セ・パ交流戦　日本ハム7-0中日(12日、エスコンフィールドHOKKAIDO)

日本ハムの先発・伊藤大海投手が今季初の完封勝利を挙げました。

昨季まで2戦2勝と“お得意様”を相手に初回を三者凡退に抑える好スタートを切ります。その後もかつてのチームの主砲・中田翔選手を2打席連続三振に仕留めるなど、中日打線をシャットアウト。アウトコースを中心とした組み立ての投球が光り、2塁すら踏ませない圧巻のピッチングを披露しました。

9回も三者凡退に抑えた伊藤投手は3安打7奪三振無四死球で完封勝利。98球で試合を締めくくり、100球未満での完封勝利“マダックス”を達成しました。

リーグ3位タイの5勝目を手にした伊藤投手はヒーローインタビューで「(7回3失点で敗戦投手となった)前回の広島での登板からチームの流れを悪くしてしまったっていう責任感もすごくありました。あした(先発)の福島蓮が余計なこと考えずにいけるように、思い切って最後まで投げようと思ってマウンドに立ちました」と充実感をにじませました。

9回には伊藤投手の登場曲が球場に響く中マウンドに上がり「エスコンフィールドで初めてあの演出をさせていただいて、より気持ちも引き締まりましたし、『絶対勝つんだ、絶対ゼロで帰るんだ』という気持ちだけで最後投げていました」と振り返りました。