×

「いつもより楽しんでテニスをしたい」車いすテニス・小田凱人 初のパラリンピックは「遠足に行く前のような感じに近い」

2024年7月23日 7:00
「いつもより楽しんでテニスをしたい」車いすテニス・小田凱人 初のパラリンピックは「遠足に行く前のような感じに近い」
パリパラリンピックへの意気込みを語る車いすテニスの小田凱人選手
1か月後に迫ったパリパラリンピックに出場する車いすテニス小田凱人選手(18)が22日、練習を公開し大会への思いを語りました。

今月行われたウィンブルドンでは準決勝で敗れ、この日から練習を再会した小田選手。「パラリンピックだからと、何かすることはない。いつも通り毎日練習していって、今のテニスをどれだけ強く、大きくできるかがここからの勝負」と、真剣なまなざしで約1時間汗を流しました。

初めて出場するパラリンピックへ向けて「今は徐々に実感が湧いてきている。選手村に入るし、他の競技の人との交流も生まれると思うので楽しみ」と語りました。

昨年、史上最年少(17歳)で全仏オープンを優勝すると、連覇がかかる今年の大会も見事制した小田選手。会場となったスタッド・ローラン・ギャロスはパリパラリンピックの会場にもなります。同じ会場で優勝を果たしたことで「今はすごい自信がありますし、そう信じてくれる人たちもきっと多くいるのかなと思う」と力強く語りました。

原点に戻り“どれだけ楽しく”テニスができるかが鍵になるという小田選手。「絶対勝つぞという感じではなく、遠足に行く前のような感じに近い。試合というよりも楽しみという感じが強い。そういう時の自分は一番強いと思うので、いつもよりもっと楽しんでテニスをしたい」と笑顔を見せました。