◇MLBオープン戦　マリナーズ8-1ドジャース(日本時間14日、キャメルバック・ランチ)

パドレスとの開幕シリーズ2戦目に先発するドジャース・山本由伸投手が、マリナーズとのオープン戦に登板。5回途中7奪三振4失点の投球内容でした。

3度目のオープン戦の登板となった山本投手。初回に3者連続三振を奪うなど、3回まで5奪三振無失点の好投を見せます。

しかし4回、先頭から3者連続ヒットを浴び、ノーアウト満塁のピンチを招くと、6番・フランス選手に甘く入った変化球をレフトに打ち返され、2点を失います。

5回もマウンドに上がりますが、先頭打者にヒットを打たれ、出塁を許します。続くロドリゲス選手にはピッチクロック違反でボールを与えると、フルカウントからストレートをライトに打ち返され、1、2塁のピンチを背負います。

その後、ワイルドピッチもあり1アウト2、3塁とピンチを広げると、ガーバー選手にタイムリー2ベースを打たれ2失点。

山本投手は続く打者をショートゴロに打ち取り、2アウトとしたところで降板。この日は4回2/3を74球、8安打7奪三振4失点でした。

これでオープン戦3試合の成績は9回2/3を14奪三振9失点で、防御率は8.38となりました。

登板後、「ちょっとコースが甘かったり、低く投げ切れなかったり、真ん中に入ったボールが詰まっているけどヒットになっていたりしていたので、もっと投げ切って行けたら、あれがアウトになるのかなと思います」と投球を振り返った山本投手。

「4失点してしまったので、投球としてはよくはないですけど、試合での感覚はたいぶ出てきました。しっかり今日の事を振り返って来週に繋げたい」と、韓国で行われる開幕シリーズに向けてコメントしました。

また山本投手の投球について、ロバーツ監督は「今日の試合も1回と2回の投球は素晴らしかったです。3回と4回は変化球が狙った場所に投げられずカウントを悪くして、相手の打者に直球を狙われました」とコメント。

それでも「いい投球でしたし、シーズンへの準備が出来たと思います。山本投手は賢いので、打者の情報を得れば、さらに投球がよくなるでしょう」と、山本投手への期待と信頼を話しました。