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「レベルアップした」巨人・船迫大雅 2軍での時間を有効に使いプロ初勝利 お立ち台のできは「まずまず」

2023年7月29日 12:02
「レベルアップした」巨人・船迫大雅 2軍での時間を有効に使いプロ初勝利 お立ち台のできは「まずまず」
巨人・原辰徳監督とプロ初勝利を挙げたルーキー船迫大雅投手(画像:日テレジータス)
プロ野球セ・リーグ 巨人11-5中日(28日、東京ドーム)

プロ初勝利を挙げた巨人の船迫大雅投手。4回途中、1アウト1塁の場面でマウンドにあがりました。

一発のある中日・鵜飼航丞選手をスライダーでセカンドへのファウルフライに打ち取ると、石橋康太選手を空振り三振に仕留めます。回をまたいで5回には新たに習得したカットボールを有効に使い、岡林勇希選手をセンターフライに。続く龍空選手にはセンターへのヒットを許しますが、宇佐見真吾選手を“想定していた”ダブルプレーに打ち取り、この回も3人で終えました。

初めての勝利に初めてのお立ち台。いつもと違った景色を眺めたあと、頬を紅潮させながら、船迫投手は報道陣の前に現れました。

「田中千晴とか松井(颯)のヒーローインタビューを見てきたんですけど、『やっぱりひと味違うな』って、正直感動です」と一言。初お立ち台の自己採点は「まずまず」と控えめでした。

開幕は1軍だったものの、開幕戦を合わせて4試合に登板し、防御率は10.13となったところで、4月11日に登録を抹消された船迫投手。そこから約3か月、2軍で研さんを積んできました。当初の頃の自分よりは「レベルアップした」と自信をのぞかせました。

「変化球の球種が増えたり、自分のピッチングの幅が広がりました。二岡(智宏)監督だったり、久保(康生)コーチだったり、高梨(雄平)さんだったり、いろんな方の話を聞いて、自分のものにしようと思ってやってきました」

開幕当初は勢いだけで投げていたのを投球術を磨き、自分の引き出しを増やすことに時間を費やしたといいます。

この日の1勝はたった1勝ですが、大きな1勝。「きょう1勝したからで満足せずに中継ぎリリーフという立ち位置にいる限りはチームでどんな状況であれ、チームのためにしっかり抑えていけるっていうのを自分の中で意識していきたいと思います」と26歳のオールドルーキーは笑顔を見せました。

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