花巻東高校の佐々木洋監督が10日、教え子であり息子でもある佐々木麟太郎選手のアメリカ進学決断について語りました。

高校通算140本塁打を誇る佐々木麟太郎選手ですが、この日プロ志望届を提出せず、アメリカの大学に進学することを明言。

これを受け、佐々木監督は「技術的にも人間的にも未熟なところがまだまだあるので、野球だけで考えるのではなく、野球や人間、人生というところであらゆる可能性をこれから学びながら広げていくと思う。もう少し教養をつけながら次のステージを目指してもいいのではないかと思っています」と佐々木選手の決断について話しました。

監督としてもアメリカ留学が最善だと考えていたのか問われると「野球だけでなくて多くのことを学んでもらいたいということもありましたし、知識をつけて野球を終えた後の人生まで考えていかなければならないと思いました」と決断の背景を明かしました。

さらに、「向こうの話も聞きましたし、いろいろなアドバイスを受けて今回の判断材料のひとつにしたのも確かです」と、佐々木監督の教え子でもあり、メジャーリーグで活躍している花巻東高校出身のエンゼルス・大谷翔平選手とブルージェイズの菊池雄星投手の助言も参考にしていたことを明かしました。

最後に佐々木監督は「人間としての幅も広げて野球だけで生きるのではなく、野球もできるようなそういう人生を歩んでほしいなと思います」とエールを送りました。