創部100年も部員不足 伝統の秋田高校ラグビー部 子どもたちにラグビーの魅力を伝える
土曜・日曜の2日間、秋田市の中心市街地で行われた、「これが秋田だ!食と芸能大祭典」は、多くの人でにぎわいました。
一方、会場からすぐそばの秋田市文化創造館前では、秋田高校ラグビー部がイベントを開きました。
創部100年を迎えた今年も部員不足に苦しむ中、高校生たちが、この先も部が存続するよう、子どもたちに、ラグビーの魅力を伝えました。
25日の午後、まつり会場のすぐ近くに集まっていた、秋田高校ラグビー部。
現役のラグビー部員が、子どもたちを対象に、ラグビー体験会を開きました。
楕円のボールに初めて触れた子ども達。
ラグビーの様々な動きを遊びながら体感しました。
部員たちは、少しでも興味を持ってもらおうと声をかけて回りました。
1924年、大正13年に発足した、秋田高校ラグビー部。
創部100年の節目の年を迎えましたが、現在の部員は13人。
公式戦出場には2人足りない状況です。
近年は特に部員不足に苦しんでいます。
こうした中、子どもたちにラグビーを身近なスポーツとして感じてもらい、5年後、10年後の競技人口が増えることを期待しています。
様々なスポーツが選べる時代。
ラグビーが、子どもたちの選択肢のひとつにあがることを、高校生たちは願っています。
秋田高校ラグビー部 3年 髙村琉晟 主将
「自分は高校でラグビーを始めたんですけど、自分もこういう感じで始めたなぁっていうのを懐かしむというか、懐かしい気持ちになりました」
記者
「こういう体験をした子供たちにどうなってほしいですか?」
髙村 主将
「ぜひ秋田高校ラグビー部に来てほしい気持ちはあるんですけど、どこの高校でもラグビーの競技人口を増やしていきたいっていうのが目的にはあるので、ぜひラグビーを始めてほしいです」
創部100年を迎えた秋田高校ラグビー部は今年度、記念試合を開催するなどして、ラグビーの魅力を発信していくことにしています。