相撲少年 初の中総体に挑む
小学生のときに相撲の全国大会で優勝し先月、大相撲・押尾川部屋の合宿でも指導を受けた中学1年生の佐々木陽希さんが初めての中総体に挑みました。同級生の応援を胸に学校からただ1人出場した県大会。全国大会出場を目指したその結果は。
佐々木陽希さん13歳。
今年2月に行われた小学生相撲の全国大会で優勝。角界も注目する少年力士です。
体重3162gで生まれた陽希さんは、その後ぐんぐん成長。
相撲と出会ったのは幼稚園の年長の時。体格の良さに近所に住む人から熱烈に勧められたといいます。
今は身長172センチ体重125キロ。潟上市の羽城中学校で充実のスクールライフを送っています
陽希さんの目標は中学校で相撲部をつくること。
羽城は様々な部活動で優秀な成績を収めていますが、相撲部はまだありません。
部を作りたいのはこんな理由です。
「THE青春みたいな、毎日走りながら帰るみたいな、個人ももちろんそうなんですけど、自分も全国の舞台で団体戦を戦いたい」
溢れる思いのままに、入学早々、積極的な立ち合いを見せました。
陽希さん
「安藤先生ちょっと…部活… 作りたいんです相撲部。チラシと言うかまあ。。。」
安藤先生
「作ってきたの!?」
あれから3か月。この日、学校では県の中総体に向けた壮行会が行われました。
そこには陽希さんの姿も。仲間集めが思うようにいかずまだ「部」ではありませんが個人戦に出場します。
陽希さん
「羽城中の名に恥じぬよう、精一杯頑張って 全中出場目指してがんばります。応援よろしくお願いいたします」
迎えた、決戦の日。
県内8つの中学校から17人の選手が集まりました。
1年生の佐々木陽希さんも、ライバルのチェックに余念がありません。
近年、この年代の県勢はレベルが高く、5月に行われた東日本選抜大会では美郷が団体戦で優勝。個人の部でも3年生の髙橋煌稀さんと森本琥太郎さんが3位入賞を果たしています。
ちょっと緊張気味の陽希さん。会場には頼もしい味方が駆けつけていました。
羽城中 目黒健校長
「みなさん一人ひとりには無限の可能性が秘められています」
陽希さんが通う羽城中学校の校長先生です。
実は目黒さん、これまで指導してきた部活は、相撲がメイン。井川中学校在籍時には、生徒を全国大会へ導いたこともあります。
大好きな相撲にひたむきに取り組む陽希さんを、陰ながら応援してきました。
そして、もうひとつ。
家族から贈られた“羽城”のゼッケンに、気持ちを高ぶらせていました。
「先輩たちに憧れてるんすけど今日だけはちょっと、まあ勝ちたいですね」
いよいよ陽希さんの出番。初戦の相手は、十和田の3年、中村颯斗さん。
立ち合いでは押しますが…次第に押され始める陽希さん。
それでも…押し出して、陽希さんが勝利。応援団も喜びが隠せません。
というのも、試合前、指導するコーチからは少し厳しい見立てがありました。
伊藤コーチ
「体幹というか 1年生と3年生は顕著に違うのはわかるんですが、 1学年違えば全然。陽希が勝つとすれば容易でないと思います」
中学生は成長期。次の相手も、1学年上の成田虎六久さんです。合川のエースで学年別で優勝を果たしました。
先に行われた団体の部でも、美郷との大将戦を制し、全国大会出場を決めています。
県内トップクラスの実力者を相手に、陽希さん、どう立ち向かうのか。
「いきますよー…はっけよういのこった!!バチーン!!」
真っ向勝負の結末は…
陽希さん、見事準決勝進出。あと1回勝てば、全国行きです。
迎えるのは、3年生の全県ナンバーワン、美郷の髙橋煌稀さん。
全国切符をつかむのはどちらか。
佐々木陽希さん13歳。
今年2月に行われた小学生相撲の全国大会で優勝。角界も注目する少年力士です。
体重3162gで生まれた陽希さんは、その後ぐんぐん成長。
相撲と出会ったのは幼稚園の年長の時。体格の良さに近所に住む人から熱烈に勧められたといいます。
今は身長172センチ体重125キロ。潟上市の羽城中学校で充実のスクールライフを送っています
陽希さんの目標は中学校で相撲部をつくること。
羽城は様々な部活動で優秀な成績を収めていますが、相撲部はまだありません。
部を作りたいのはこんな理由です。
「THE青春みたいな、毎日走りながら帰るみたいな、個人ももちろんそうなんですけど、自分も全国の舞台で団体戦を戦いたい」
溢れる思いのままに、入学早々、積極的な立ち合いを見せました。
陽希さん
「安藤先生ちょっと…部活… 作りたいんです相撲部。チラシと言うかまあ。。。」
安藤先生
「作ってきたの!?」
あれから3か月。この日、学校では県の中総体に向けた壮行会が行われました。
そこには陽希さんの姿も。仲間集めが思うようにいかずまだ「部」ではありませんが個人戦に出場します。
陽希さん
「羽城中の名に恥じぬよう、精一杯頑張って 全中出場目指してがんばります。応援よろしくお願いいたします」
迎えた、決戦の日。
県内8つの中学校から17人の選手が集まりました。
1年生の佐々木陽希さんも、ライバルのチェックに余念がありません。
近年、この年代の県勢はレベルが高く、5月に行われた東日本選抜大会では美郷が団体戦で優勝。個人の部でも3年生の髙橋煌稀さんと森本琥太郎さんが3位入賞を果たしています。
ちょっと緊張気味の陽希さん。会場には頼もしい味方が駆けつけていました。
羽城中 目黒健校長
「みなさん一人ひとりには無限の可能性が秘められています」
陽希さんが通う羽城中学校の校長先生です。
実は目黒さん、これまで指導してきた部活は、相撲がメイン。井川中学校在籍時には、生徒を全国大会へ導いたこともあります。
大好きな相撲にひたむきに取り組む陽希さんを、陰ながら応援してきました。
そして、もうひとつ。
家族から贈られた“羽城”のゼッケンに、気持ちを高ぶらせていました。
「先輩たちに憧れてるんすけど今日だけはちょっと、まあ勝ちたいですね」
いよいよ陽希さんの出番。初戦の相手は、十和田の3年、中村颯斗さん。
立ち合いでは押しますが…次第に押され始める陽希さん。
それでも…押し出して、陽希さんが勝利。応援団も喜びが隠せません。
というのも、試合前、指導するコーチからは少し厳しい見立てがありました。
伊藤コーチ
「体幹というか 1年生と3年生は顕著に違うのはわかるんですが、 1学年違えば全然。陽希が勝つとすれば容易でないと思います」
中学生は成長期。次の相手も、1学年上の成田虎六久さんです。合川のエースで学年別で優勝を果たしました。
先に行われた団体の部でも、美郷との大将戦を制し、全国大会出場を決めています。
県内トップクラスの実力者を相手に、陽希さん、どう立ち向かうのか。
「いきますよー…はっけよういのこった!!バチーン!!」
真っ向勝負の結末は…
陽希さん、見事準決勝進出。あと1回勝てば、全国行きです。
迎えるのは、3年生の全県ナンバーワン、美郷の髙橋煌稀さん。
全国切符をつかむのはどちらか。
美郷の髙橋煌稀さんが勝利
陽希さん、1年生での全国大会出場はなりませんでした。
陽希さん
「やっぱりまあ悔しい気持ちの取組だったんすけど、稽古に精進してもっと強くなって、来年は秋田をひっぱってライバルたちに勝てるよう頑張りたいです」
悔しさを胸に、次こそはー。陽希さんの中学校生活はまだ始まったばかりです。
陽希さんは学年別の争いでは圧倒的な強さで1位に輝いています。
なお、2年後、陽希さんが3年生になった年を最後に、相撲は全国の中総体の競技から除外されることが発表されています。