×

「めちゃくちゃ気持ちよかった」50歳のレジェンド・葛西紀明が最長不倒で3位

2022年9月11日 19:36
「めちゃくちゃ気持ちよかった」50歳のレジェンド・葛西紀明が最長不倒で3位
3位となった葛西紀明選手(右)
◇2022白馬サマージャンプ大会ラージヒル(11日、長野・白馬ジャンプ競技場 K点=120m、HS=131m)

1998年の長野五輪で日の丸飛行隊が金メダルを獲得した白馬ジャンプ競技場でおこなわれた今大会。国内トップ選手が多数出場する中、50歳のレジェンド、葛西紀明選手が大ジャンプをみせました。

葛西選手は1回目、うまく風をとらえると、これ以上飛ぶと危険とされるヒルサイズ(131m)を越える、132mの大ジャンプ。119.9点でトップに立ちます。

2回目はゲートを下げ、119mと飛距離を伸ばすことはできませんでしたが、1回目の132mがこの日の最長不倒となり、合計217.3点で3位。今年1月の大会以来、8か月ぶりとなる表彰台に立ちました。

1回目のジャンプは、「会心のジャンプ」だったと言い、さらに「めちゃくちゃ気持ちよかったですし、こりゃいったな!っていう感触もありましたね。今日いけるぞ!という気持ちでいました」と興奮気味に語りました。

今年6月に50歳の誕生日を迎えた葛西選手。

50歳になって初めて立った表彰台に「いやぁ、うれしいです。みんなこの表彰台に上がるために頑張っていますし、僕も50歳になって初の表彰台ということで、3位ですけど、乗れたことはすごくうれしく思っていますし、次の目標としては2位、1位というふうに、そういう目標ができたので、次からまた頑張れます」とコメント。早くも次を見据えました。

また、女子の部で優勝した伊藤有希選手は、同じチームで選手兼監督として活躍する葛西選手について「いやぁ、さすがですよね。こうやって長年競技を続けてこられて成績を出し続けるっていうのは本当に簡単じゃないので、さすがだなと思います」とコメントしました。

◇男子結果
1位 二階堂蓮 238.9点
2位 渡部弘晃 218.6点
3位 葛西紀明 217.3点

◇女子結果
1位 伊藤有希 208.6点
2位 丸山希  187.8点
3位 宮嶋林湖 135.7点