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小平奈緒 絶望的な状況から「少し希望を見ることができた」1000mは10位

2022年2月17日 22:12
北京五輪・大会14日目(2月17日)スピードスケート女子1000m

2大会連続の金メダル獲得が期待された女子500mでは、スタートでミスが出て17位だった日本の小平奈緒選手。

前回の平昌五輪で銀メダルを獲得した1000mは、「500mの時のように大きなミスはなかった」ものの、表彰台には届かず、全体10位となりました。

試合後、「(大会前に)一度絶望的な状況に陥ってしまって、この大会に間に合うかどうか心配だった」と大会前の心境を明かした小平選手。

それでもスタートラインに立つと、「今日は楽しんでスケートをすることが多くの皆さんの心に響く滑りになると思って、心からスケートを楽しもう」と決意を固めていたと言います。

2大会連続のメダル獲得とはならなかった今回の北京五輪。それでも小平選手は、「少しでも希望を見ることはできたし、自分なりにやり遂げることはできた」と前を向きます。

小平選手は最後に「痛みや、やるせなさがじわじわとにじみ出てくることもありましたが、その都度のみ込んで、自分なりに乗り越えてきた。前に進むために多くの皆さんに支えてもらったので、(その人たちにむけて)感謝の気持ちをもって滑ることができたのでよかった」と今大会を振り返りました。