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スピードスケート森重航「持てる力を発揮できた」今大会日本男子初のメダル

2022年2月12日 23:02
スピードスケート森重航「持てる力を発揮できた」今大会日本男子初のメダル
スピードスケート男子500mで銅メダルを獲得した森重選手 (写真:AFP/アフロ)
北京五輪・大会9日目(2月12日)、スピードスケート男子500m

スピードスケート男子500mが行われ、森重航選手が3位となり銅メダルを獲得。同種目での日本勢のメダル獲得は、2010年のバンクーバー五輪で、長島圭一郎さん(銀メダル)と加藤条治選手(銅メダル)が獲得して以来12年ぶりとなりました。

7組目のレースで中国の高亭宇選手がオリンピック記録となる好タイムをマーク。プレッシャーのかかる中で迎えた森重選手は、ROC(ロシアオリンピック委員会)の選手とのレースに臨みました。スタートがやり直しとなるものの、「自分のやりたいことを思うようにしっかりできた」と語るレース運びで、ROCの選手に競り勝ち34秒49のタイムで全体3位に入りました。

森重選手の銅メダルは今大会のスピードスケート日本男子初のメダル獲得。さらに、金メダルは中国の高選手、銀メダルは韓国のチャミンギュ選手で、これで表彰台をアジア勢が独占する形となりました。

森重選手は18日に行われる男子1000mにも出場する予定です。

◆以下、森重選手のインタビュー(各局共同取材)

――今のお気持ちいかがですか?

「そうですね、本当に自分の今日持てる力を発揮できたのでレースという点では本当に満足しています」

――緊張、プレッシャーもあったと思いますがスタートラインに立った時はどんな気持ちでしたか?

「スタートラインに立った時はいつもどおり行こうという気持ちでいたんですけど、フライングが1回あって、少しプレッシャーのかかるスタートとなってしまいました。その中でも自分のやりたいことを思うようにしっかりできたのでよかったと思います」

――今大会日本男子チーム初のメダルとなりました。日本男子チームの意地を見たように思いますが?

「(森重選手、村上右磨選手、新浜立也選手の)3人がメダル候補と言われる中で、誰か一人でもという思いで滑っていたので、その中でも自分がとれて安心しています」

――まだ1000mが残っています。意気込みをお願いします。

「世界のシニア大会ではまだ1000mが未経験なんですけど、どこまでいけるか挑戦という意味でも全力で頑張っていきたいと思います」

◆以下、NTV取材でのインタビュー

「実感がわかないけど非常にうれしい銅メダルです。レースが終わった時は、もうちょっとかなあと思いました。やりきったと思います。いい集中できていましたが、フライング。その中でも今年一年の『焦らず』という目標で落ち着いてできました。1年前からはこの景色は想像できてないです。地元でパブリックビューイングしてくれたり感謝しています。この結果を届けられてよかった」