プロ野球・広島の新井貴浩監督が28日、翌日のDeNAとの開幕戦に向けて意気込みを語りました。

広島の開幕投手を務めるのは、11年目の九里亜蓮投手。昨季は26試合に登板し、8勝8敗、防御率2.53をマーク。プロ11年目にして初めて開幕投手を務めます。

新井監督は九里投手について「ずっと彼自身開幕に投げたいという思いがあって、今回初めて彼の力で勝ち取りました。彼らしく闘志気迫を前面に出して投げる姿というのを楽しみにしたい」と期待を寄せました。

対戦相手のDeNAについては「投手野手と力のある選手がたくさんいるチーム。新しく加わった度会（隆輝）選手も素晴らしい」と警戒。

キーマンとしては17年目の松山竜平選手を挙げ、「昨年もそうだったんですけども、勝負所で勝負強いバッティングをしてくれました。僅差の試合が多くなりそうだなと感じるので、終盤に出て行く彼がキーマンだと思います」とベテランに期待を込めました。

さらに、「私たちのチームは戦いながら今シーズン強くなっていかないといけない。ありがたいことに昨年に引き続き、評論家の皆様の私たちに対する評価というものはものすごく低いもので、選手もしっかりとそれをチェックしてると思いますので、よしやってやろうと今からなってると思います」と話した新井監督。

「若い選手が出る試合っていうのが昨年より多くなるのかなと思います。西川龍馬がオリックスに行きましたので、そこのポジションが1つ空いていますので、若い選手が頑張って、中堅ベテラン選手がまだまだ若い者には負けないぞっていうチーム内の競争というものを見ていただきたい」とポジション争いについても言及しました。

明日から始まるシーズンに向けては、「143試合、レギュラーシーズンいい時も悪い時もあると思うんですけれども、どんなときも選手スタッフ、そしてファンの方と一体となって戦っていきたい」と意気込みました。