×

【1600mリレー】日本新で“20年ぶり決勝進出”の快挙 予選タイムは全体4位

2024年8月9日 20:08
【1600mリレー】日本新で“20年ぶり決勝進出”の快挙 予選タイムは全体4位
左から中島佑気ジョセフ選手、川端魁人選手、佐藤風雅選手、佐藤拳太郎選手(写真:日刊スポーツ/アフロ)
◇パリオリンピック2024 陸上競技 男子1600mリレー(大会15日目=日本時間9日 スタッド・ド・フランス)

予選1組に登場した日本は、1走・中島佑気ジョセフ選手、2走・川端魁人選手、3走・佐藤風雅選手、4走・佐藤拳太郎選手のメンバー構成。各組の上位3着に加え、4着以下のタイム上位2チームが決勝進出します。

日本は1走の中島が会心の走りで、2位で2走の川端選手につなぐと、川端選手も区間4位の好走。3位で佐藤風雅選手にバトンをつなぎます。佐藤風雅選手は順位を上げて、4走の佐藤拳太郎選手へ。佐藤拳太郎選手は最後の直線で、アメリカに抜かれ、4位でフィニッシュ。

タイムは日本新記録となる2分59秒48。組3着以内に入れませんでしたが、タイムで2組目のチームを上回り、この種目2004年アテネ大会以来、20年ぶりの決勝へ。予選通過が決まった瞬間、4人は抱き合い喜びを分かち合いました。

1走の中島選手は「1人1人が実力を出せれば、確実に決勝と日本記録は行けると思っていました」とコメント。2走の川端選手は「1、2走がいい順位で、3・4走につなげるのがチームの作戦でもあったので良かった」とホッとした様子を見せました。

3走の佐藤風雅選手は「1組目は決勝みたいな国やメンバーがそろっていたので、その中での4番。もう少し内容を修正すれば2分58秒も見えてくる」と収穫を口に。そして4走の佐藤拳太郎選手は「3人のおかげで出せた日本記録です」と、チームメートの好走をたたえました。

決勝は日本時間11日の午前4時に行われます。

【決勝進出の9チーム】
◆1組
1位 2分57秒76 ボツワナ
2位 2分58秒88 イギリス
3位 2分59秒15 アメリカ
4位 2分59秒48 日本
5位 3分00秒08 ザンビア
◆2組
1位 2分59秒53 フランス
2位 2分59秒84 ベルギー
3位 3分00秒26 イタリア
南アフリカ 審判の救済で決勝進出