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加世田梨花 目標は「2時間20分切り」 五島莉乃は初マラソンへ 名古屋ウィメンズマラソンが9日に号砲

2025年3月8日 8:30
加世田梨花 目標は「2時間20分切り」 五島莉乃は初マラソンへ 名古屋ウィメンズマラソンが9日に号砲
名古屋ウィメンズマラソンに向けた記者会見に出席した(左から)加世田梨花選手、上杉真穂選手、佐藤早也伽選手、五島莉乃選手ら(写真:時事)
◇名古屋ウィメンズマラソン2025(9日、バンテリンドームナゴヤ発着)

名古屋ウィメンズマラソンが9日に号砲。7日には記者会見が行われました。

東京で開催される2025年世界陸上選手権代表選考の最終レース。女子マラソンの参加標準記録は2時間23分30秒です。

日本勢の招待選手は、日本歴代3位2時間19分24秒の記録を持つ新谷仁美選手(積水化学)がケガにより欠場。加世田梨花選手(ダイハツ)、上杉真穂選手(東京メトロ)、佐藤早也伽選手(積水化学)、五島莉乃選手(資生堂)がエントリー。

10000mでパリ五輪代表の五島選手は初マラソンとなり、日本陸連の高岡寿成シニアディレクターは、「五島さんにも初マラソン日本記録、上位に絡めるスピードは持ち合わせているのかと思う」と期待をよせます。

10000mで30分53秒31の自己記録を持つ五島選手は、7日の会見で「実業団に入るときに将来はマラソンで走りたいと思っていた。42キロを走り終えた後、まだ見たことない世界があると思う。それが私にとっていいものだったらいいな」と話しました。

一方、日本勢でトップ2時間21分55秒の記録を持つ加世田選手は、2023年の世界選手権代表。パリ五輪代表をかけた前回大会では、自己ベストに迫る2時間22分11秒をマーク。また給水に失敗した鈴木亜由子選手(JP日本郵政G)にドリンクを手渡しするなど、代表をかけた大一番でライバルを助けるフェアプレーをみせました。

加世田選手は「2時間20分切りをして、世界選手権の代表権を獲得することが目標。順調に練習ができているので状態はいい」と2大会連続の世界選手権代表を見据えます。

世界選手権の代表は、ジャパンマラソンチャンピオンシップ(JMC)シリーズランキングで首位に立つ安藤友香選手(しまむら)が優位。

1月の大阪国際女子で日本人トップの全体2位に入った小林香菜選手(大塚製薬)の2時間21分19秒や、3位だった鈴木優花選手(第一生命グループ)の2時間21分33秒を超えることが求められそうです。

最終更新日:2025年3月8日 8:30