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巨人リリーフ“制球難” 馬場皐輔&ケラーで6四球 阿部監督「悪いところ全て出た」楽天に逆転負け

2024年3月24日 17:20
巨人リリーフ“制球難” 馬場皐輔&ケラーで6四球 阿部監督「悪いところ全て出た」楽天に逆転負け
制球に苦しんだ巨人・ケラー投手(左)、馬場皐輔投手(右)【画像:日テレジータス】
プロ野球オープン戦 楽天7-6巨人(24日、東京ドーム)

オープン戦最終戦となったこの試合の前半戦は巨人のペース。丸佳浩選手、岡本和真選手、吉川尚輝選手にオープン戦1号となるホームラン。投げてはソフトバンクから加入した先発の高橋礼投手が5回1失点の好投。開幕3戦目先発が濃厚のアンダースローが、順調な仕上がりを見せました。

しかし、6回になると流れは一変、巨人リリーフ陣が制球に苦しみます。阪神から現役ドラフトで加入の2番手の馬場皐輔投手は、先頭打者に4球続けてのボールで四球。さらに続くバッターにもアウトコースへ外れるボールが続き2者連続四球。制球の定まらない馬場皐輔投手の元に、キャッチャーの小林誠司選手をはじめ、巨人内野陣が集まります。

この悪い流れは止まらず。さらにヒットを打たれ満塁のピンチを背負うと、島内宏明選手に対して1球もストライクが入らず、押し出しの四球で失点。ここで阿部慎之助監督は、3番手にルーキーの西舘勇陽投手をマウンドに送ります。しかし西舘投手も岡島豪郎選手に押し出しの四球、田中和基選手にタイムリー、 そしてバッテリーミスで失点。4点のリードはあっという間になくなり、5-5の同点に追いつかれました。
7回にもリリーフの制球難は続きます。馬場投手と同じく阪神から加入したケラー投手が3四球で満塁のピンチ。すると島内選手に勝ち越しの一打となる2点タイムリーヒットを献上。

2イニングで7四球6失点で逆転負けを喫した巨人。29日の開幕戦に向けて、リリーフ陣が大きな不安を残しました。試合後阿部監督は「悪いところが全て出た」と話しています。