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「僕の野球人生は幸せでした。密でした。やりきりました。甲子園ありがとう!」阪神・糸井嘉男(41)が引退セレモニー

2022年9月22日 0:12
「僕の野球人生は幸せでした。密でした。やりきりました。甲子園ありがとう!」阪神・糸井嘉男(41)が引退セレモニー
阪神・糸井嘉男選手
甲子園球場で行われた、広島戦の後、阪神の糸井嘉男選手(41)が引退セレモニーに臨みました。

バックスクリーンの大型モニターには糸井選手の現役時代の活躍をまとめたVTRが流され、その後ソフトバンク・柳田悠岐選手、中日・福留孝介選手、日本ハムの稲葉篤紀GM、そしてメジャーリーグのサンディエゴ・パドレスでプレーするダルビッシュ有投手ら7人からのビデオメッセージが流されました。

その後、糸井選手が自らファンへ感謝の言葉を伝えました。まずは現役を終えることについて「僕には悔いは残っていません」と語った糸井選手。

投手としてプロ入りし、わずか2年で野手転向を告げられ、「そこから僕の野球人生は変わった」と言う糸井選手。「もうあんな思いはしたくないと、毎日毎日死に物狂いでバットを振り続けました」と、当時を振り返り「あの時の悔しさ、努力の大切さが僕の土台です」と語りました。

いつしかファンの間から“超人”と呼ばれるようになったことについては「最初は羽の生えた“鳥人”かと思っていた」と語り、その後「意味を理解し、今では心地の良い響きです」と笑顔を見せました。

また、小さい頃から大好きで憧れだった阪神でプレーすることになったことについては、「初めて甲子園でプレーしたときの感動・興奮・胸の高鳴りは一生忘れません」と話すと、最後に「僕の野球人生は本当に幸せでした。密でした。やりきりました」と言い、ファンから大きな拍手を浴びた糸井選手、続けて「でも超人伝説はまだまだ続きます」と、しっかり笑いも誘いました。

さらに「甲子園ありがとう。タイガースファンありがとう。おやじ・おかんありがとう。19年間あたたかいご声援ありがとうございました」と締めくくりました。

ファンへの挨拶のあと、矢野燿大監督、そして坂本誠志郎選手・糸原健斗選手・佐藤輝明選手から花束を渡され、チームメートから惜別の胴上げ。宙に舞った回数は背番号と同じ7回でした。

セレモニーの最後には場内を一周し、守ることの多かったライトの守備位置付近にはグラブを、そして左バッターボックスにはバットを静かに置き、深々とお辞儀して感謝を表した糸井選手。現役19年間のプロ野球生活に幕を閉じました。

◇糸井嘉男選手 通算成績◇
試合 1727
打率 .297
安打 1755
本塁打 171
打点765
盗塁300
◇所属球団◇
2004年~12年 日本ハム
2013年~16年 オリックス
2017年~22年 阪神

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