プロ野球・巨人は4日、都内でロッテからトレードで移籍した小沼健太投手の入団会見を行いました。

「優勝の一員になれるように来たと思っているので、心を切りかえて頑張りたいと思っています」と意気込んだ小沼投手。

獲得の意図について同席した大塚淳弘球団副代表は、「1年目から小沼くんのことを見ていたんですけど、伸びしろがあっておもしろい子だと注目していた。今年の交流戦で初めて1軍のマウンドでうちの試合投げたんですけど、そのときにリリースポイントが上がって角度があって、体が大きくて馬力が出たのかなと。これはもしかしたら大化けするんじゃないかなと。8月9月が勝負なので、ちょうどその頃ピッチャーがへばってくる頃。そのためにブルペンを強化したかった」と話しました。

小沼投手は2020年に育成選手ドラフト2位でロッテに入団。150キロを超えるストレートとフォークが武器で、プロ1年目はイースタン・リーグでセーブ王を獲得すると、2年目の2022年に支配下登録され、中継ぎとして21試合に登板。今季はここまで4試合に登板しています。

トレードが決まった前日の3日、元巨人で現在ロッテの澤村拓一投手から電話を受けたそうで、「頑張れよ。関東だからまた一緒にごはんでも行こう」とやりとりしたことを明かしました。

さらにロッテの公式SNSでは、佐々木朗希投手が別れを惜しむ動画が公開されており、佐々木投手について改めて聞かれると、「年下なんですけど、見ての通りすごい選手で、球場にいる感じとロッカーにいるときの感じは全く違ってすごく慕ってくれたのですごくいい後輩。『さみしい』って言ってくれた。今度会う機会は多分試合だと日本シリーズになると思うので、そこで会えればと思います」と話しました。