日本野球機構（NPB）が9日のセ・リーグ予告先発を発表しました。

敵地・広島で3戦連続完封の3連勝を飾り2位につけている中日。9日のDeNA戦には小笠原慎之介投手が先発します。前回登板の巨人戦では7回113球、3失点で勝敗はつかなかったものの、チームは延長戦の末、勝利を手にしています。首位・DeNAとは0.5ゲーム差のため、直接対決に勝利すれば首位に浮上します。

その中日を本拠地に迎えるDeNAは今季新加入のジャクソン投手が先発します。デビュー戦となった2日の阪神戦では6回を投げ5奪三振1失点で来日初勝利。2勝目をかけ本拠地のマウンドに上がります。

連敗を4で止めたヤクルトは、連勝を目指す巨人戦に小澤怜史投手が先発します。巨人は相性のいい相手で、通算13試合に登板し3勝1敗1ホールド、防御率1.86。緩急を使った投球で今季初勝利を狙います。

一方巨人は、昨季自身初の10勝をあげた山崎伊織投手が先発します。前回登板の中日戦ではリードをもらいながら7回に2点を失い追いつかれ、今季初勝利を逃しています。チームとして2019年以来となる鹿児島の試合で今季初勝利を狙います。

阪神は甲子園での今季初戦に村上頌樹投手が先発します。昨季、MVPと新人王を受賞した村上投手ですが、2日のDeNA戦では味方のエラーもあり初回から4点を失うなど、3回5失点（自責点1）で降板する結果となりました。

対する広島は床田寛樹投手が先発します。2日のヤクルト戦では勝敗こそつかなかったものの7回115球9奪三振、無失点の好投を見せ勝利に貢献しました。チームは現在、3試合連続で完封負けを喫するなど打線に勢いがありません。床田投手が守りから流れを作れるか注目です。