ラムズが22年ぶり2度目のスーパーボウル制覇 MVPは"三冠王"カップ
スーパーボウル勝者の証ヴィンスロンバルディトロフィーを手にして喜ぶA.ウィットワース選手(写真左)とスタッフォード選手(写真右)
第56回スーパーボウルが日本時間14日、カリフォルニア州ロサンゼルスにあるSoFiスタジアムで行われました。
初優勝を狙うAFC王者シンシナティ・ベンガルズと22年ぶり2度目の制覇を目指すNFCチャンピオンのロサンゼルス・ラムズによる一戦は、終盤まで勝負の行方が分からない展開となりましたが、ラムズが23対20で勝利。2000年の第34回大会以来、22年ぶりの頂点に立ちました。
なお、MVPには、8回92ヤード、2タッチダウンを記録し、レギュラーシーズンで捕球回数、捕球ヤード、捕球タッチダウンのレシーブ3部門で"三冠王"に輝いたラムズのクーパー・カップ選手が選ばれました。
最初の攻撃シリーズがパントに終わったラムズは、続くベンガルズのファーストドライブでフォースダウンギャンブルをストップ。50ヤード地点で流れを引き戻すと、クオーターバック(QB)マシュー・スタッフォード選手からワイドレシーバー(WR)カップ選手へのミドルパスなどでゴール前20ヤードに侵入し、最後はスタッフォード選手がWRオデル・ベッカムJr選手へ17ヤードタッチダウンパスをヒットして先制しました。
その後はベンガルズがフィールドゴールで3点を返しますが、ラムズは新天地でスーパーボウル制覇に執念を燃やすスタッフォード選手とエースWRカップ選手のホットラインが開通してタッチダウン。2点コンバージョンには失敗するも、リードを10点に広げました。悲願の初優勝を狙うベンガルズもすかさず反撃し、前半は13対10のラムズリードで折り返しました。
第3クオーターは、ベンガルズのペース。後半開始早々にバロウ選手からWRティー・ヒギンズ選手へ75ヤードの長距離砲。わずか1プレーで逆転に成功すると、続くラムズのオフェンスもチドビ・アウーゼー選手がスタッフォード選手の投じたミドルパスをインターセプト。敵陣31ヤードで得点機を得たチームは、このチャンスをフィールドゴールにつなげて加点しました。
7点を追うラムズがフィールドゴールで4点差に詰め寄るも、その後はお互いに攻め手を欠いてパントの応酬。時計が刻々と進む中、地元のラムズが最後に意地を見せました。自陣21ヤードからドライブを開始したラムズは、第4ダウン1ヤードの窮地に追い込まれるも、カップ選手が値千金の7ヤードランでファーストダウン更新。すると、13年目のベテラン司令塔が5連続パスを成功させて敵陣に侵入。相手の3連続反則にも助けられ、ラストはスタッフォード選手がエンドゾーン右へ走ったカップ選手へ1ヤードタッチダウンパスを通して土壇場で試合をひっくり返しました。
3点ビハインドとなったベンガルズは、残り1分25秒とフィールドゴール圏内に進むには十分な時間が残されていました。しかし、フォースダウンでバロウ選手がラムズ守備につかまれながらも苦し紛れに投じたパスが、無情にもレシーバーの手中におさまらずギャンブル失敗。この瞬間にラムズのスーパーボウル制覇が確定しました。22年前の優勝時は本拠地がセントルイスだったラムズですが、2016年にロサンゼルスへ戻ってから初の戴冠となりました。
大会最優秀選手に輝いた5年目のカップ選手は、試合中盤にけがでフィールドを去ったベッカム選手をはじめ故障者が続出したラムズレシーバー陣の中でマークを一身に背負いながらも、"三冠王"にふさわしい活躍をしてチームの勝利に大きく貢献しました。
なお、ラムズのショーン・マクベイ・ヘッドコーチは、36歳20日でスーパーボウルを制覇した史上最年少の指揮官となりました。
初優勝を狙うAFC王者シンシナティ・ベンガルズと22年ぶり2度目の制覇を目指すNFCチャンピオンのロサンゼルス・ラムズによる一戦は、終盤まで勝負の行方が分からない展開となりましたが、ラムズが23対20で勝利。2000年の第34回大会以来、22年ぶりの頂点に立ちました。
なお、MVPには、8回92ヤード、2タッチダウンを記録し、レギュラーシーズンで捕球回数、捕球ヤード、捕球タッチダウンのレシーブ3部門で"三冠王"に輝いたラムズのクーパー・カップ選手が選ばれました。
最初の攻撃シリーズがパントに終わったラムズは、続くベンガルズのファーストドライブでフォースダウンギャンブルをストップ。50ヤード地点で流れを引き戻すと、クオーターバック(QB)マシュー・スタッフォード選手からワイドレシーバー(WR)カップ選手へのミドルパスなどでゴール前20ヤードに侵入し、最後はスタッフォード選手がWRオデル・ベッカムJr選手へ17ヤードタッチダウンパスをヒットして先制しました。
その後はベンガルズがフィールドゴールで3点を返しますが、ラムズは新天地でスーパーボウル制覇に執念を燃やすスタッフォード選手とエースWRカップ選手のホットラインが開通してタッチダウン。2点コンバージョンには失敗するも、リードを10点に広げました。悲願の初優勝を狙うベンガルズもすかさず反撃し、前半は13対10のラムズリードで折り返しました。
第3クオーターは、ベンガルズのペース。後半開始早々にバロウ選手からWRティー・ヒギンズ選手へ75ヤードの長距離砲。わずか1プレーで逆転に成功すると、続くラムズのオフェンスもチドビ・アウーゼー選手がスタッフォード選手の投じたミドルパスをインターセプト。敵陣31ヤードで得点機を得たチームは、このチャンスをフィールドゴールにつなげて加点しました。
7点を追うラムズがフィールドゴールで4点差に詰め寄るも、その後はお互いに攻め手を欠いてパントの応酬。時計が刻々と進む中、地元のラムズが最後に意地を見せました。自陣21ヤードからドライブを開始したラムズは、第4ダウン1ヤードの窮地に追い込まれるも、カップ選手が値千金の7ヤードランでファーストダウン更新。すると、13年目のベテラン司令塔が5連続パスを成功させて敵陣に侵入。相手の3連続反則にも助けられ、ラストはスタッフォード選手がエンドゾーン右へ走ったカップ選手へ1ヤードタッチダウンパスを通して土壇場で試合をひっくり返しました。
3点ビハインドとなったベンガルズは、残り1分25秒とフィールドゴール圏内に進むには十分な時間が残されていました。しかし、フォースダウンでバロウ選手がラムズ守備につかまれながらも苦し紛れに投じたパスが、無情にもレシーバーの手中におさまらずギャンブル失敗。この瞬間にラムズのスーパーボウル制覇が確定しました。22年前の優勝時は本拠地がセントルイスだったラムズですが、2016年にロサンゼルスへ戻ってから初の戴冠となりました。
大会最優秀選手に輝いた5年目のカップ選手は、試合中盤にけがでフィールドを去ったベッカム選手をはじめ故障者が続出したラムズレシーバー陣の中でマークを一身に背負いながらも、"三冠王"にふさわしい活躍をしてチームの勝利に大きく貢献しました。
なお、ラムズのショーン・マクベイ・ヘッドコーチは、36歳20日でスーパーボウルを制覇した史上最年少の指揮官となりました。