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【MotoGP】逆転総合優勝へ 小椋藍 最終戦を前に追い風?「良い風が吹いてきたのならいいけど・・・」

2022年11月4日 15:59
【MotoGP】逆転総合優勝へ 小椋藍 最終戦を前に追い風?「良い風が吹いてきたのならいいけど・・・」
決戦を前に握手を交わす小椋藍選手とアウグスト・フェルナンデス選手(写真/遠藤智)
◇2022年MotoGP最終戦バレンシアGP・Moto2(4~6日、スペイン)

最終戦決着となったMoto2クラスのタイトル争い。総合首位のアウグスト・フェルナンデス選手を9.5ポイント差で追うのが小椋藍選手です。

開幕を前に小椋選手は「自分は追う立場なので、いつもと一緒ですね。全然緊張していないですよ」と意気込みを語りました。

前日の2日にチームの本拠地があるバルセロナから車でバレンシア入りした小椋選手は、翌日3日午前9時30分にサーキット入りしました。また、小椋選手は、プレイベントでバレンシアのプロバスケットボールチームを訪問。「バスケットの選手は2メートル以上が普通?ですからね。みんな、背が高くてみあげるばかり。僕もそうですけどね、一緒に行った(古里)太陽なんて、もうどんだけ小さいのって感じでした」と、自分よりやや背の低いMoto3クラスを戦う古里太陽選手を引き合いに出し、リラックスした表情を浮かべていました。

イベント後、サーキットに戻ってくると休む暇もなく、取材やイベントにと大忙し。

午後5時30分からは会見場でタイトル争いをするアウグスト・フェルナンデス選手と共同会見に出席。その席上、小椋選手より上位であればチャンピオンが決まるアウグスト・フェルナンデス選手は、「優勝を目指す」とコメント。対して小椋選手は「全力を尽くすだけ」と最終戦決着に向けて意気込みを語りました。

実は、サーキット入りした時に小椋選手は、「今年のバレンシアはどうしたんだってくらい暖かくてビックリしました。朝のフレッシュな空気がなくて、なんだかもわーんとしていましたからね」とここでもリラックスした表情。確かに11月のバレンシアとしてはポカポカ陽気の日々が続いていて、週間予報でも連日最高気温が20度超えとなっていて、「うれしいですね」と語っていました。

小椋選手が最も苦手とするコンディションが、低い気温と路面温度の低さ。もともと慎重な小椋選手は、このような厳しい条件になると、さらに慎重になってしまいます。今季完走したレースで最も結果が悪かった第18戦オーストラリアGPの11位もそれが原因でした。バレンシアGPが苦手と語るのもそのような背景があるのですが、小椋選手に「いい風が吹いてきたかも・・・」と声を掛けると「ええ?なにがですか?」と言うので、「藍には追い風だって意味だけど・・・」というと「ああ、そういうことですか」と笑い。「良い風が吹いてきたのならいいけども・・・」と、ここでもまたリラックスした表情で語っていました。

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