×

“後半戦大事なのは後ろのピッチャー” 解説・鳥谷敬が語る後半戦のカギ “点の取り方も変わってくる”

2024年7月25日 16:02
“後半戦大事なのは後ろのピッチャー” 解説・鳥谷敬が語る後半戦のカギ “点の取り方も変わってくる”
プロ野球解説者・鳥谷敬さん
前半戦を首位で終えた巨人。阿部慎之助監督は「貯金8と考えず、0からスタートする」と後半戦について意気込みを語っています。

7月17日の本拠地最終戦で日テレ野球中継「DRAMATIC BASEBALL」の解説を務めた鳥谷敬さんは、後半戦を勝ちきるカギとして「後ろのピッチャー」をあげました。

「後ろが1人いなくなると全部が配置転換になる」とした鳥谷さん。

「抑えがしっかりいるところはセットアッパーから逆算できる。抑えがいなくなると、セットアッパーを抑えにするのか、とか考えること、やることが3つ4つ増えてしまいます」

巨人では大勢投手が右肩の違和感で5月上旬に戦線を離脱。6月30日に1軍に再昇格するまでは、バルドナード投手が守護神を務めていました。復帰してからの大勢投手は9試合で1勝0敗7セーブと順調な滑り出し。

「大勢投手がいると、7イニングで試合を考えられる。そうすると点数の取り方も、7イニングでとっておけば勝てる、というふうになってくる。後ろのピッチャーがいないとできるだけ多く点をとりたい、と変わってくる」

ただでさえ、混戦のセ・リーグ。8月9月となってくると1試合の勝敗の重みが少し変わってきます。また、暑さや疲労蓄積でミスが多くなる時期でもあります。1つのミスで順位がすぐに入れ替わることもあり得ます。

「8月9月は苦しくなってくる。去年はそこで広島とベイスターズが落ちていった。そこら辺はポイントだと思います」とした鳥谷さん。古巣の阪神については「守護神候補がゲラと岩崎2人いることによって選択肢が増える、という難しい事案もあります。でもどちらかの調子が崩れたときに、回したりできるのはいいと思います」と続けました。