“名門校対決は激闘” PK戦で青森山田が市立船橋に勝利 高校サッカー選手権2大会ぶり決勝進出
決勝をかけて過去5度の優勝経験がある市立船橋(千葉)と最近7大会で3度の優勝を誇る青森山田(青森)が対戦。名門校同士の対決は、最後まで目を離せない激闘となりました。
前半主導権を握ったのは青森山田。前半11分、CKのチャンスにDF小泉佳絃選手(3年)がヘディング。身長190cmに加え、高い跳躍力から放たれたボールは市立船橋のネットを揺らし、先制点を奪います。
前半終了間際、青森山田はピンチを迎えるも、DF小沼蒼珠選手(2年)が1対1の強さを見せて市立船橋にシュートを打たせず。堅守も光り、前半を1-0のリードを奪って終えます。
後半になると、追いかける市立船橋のペース。今大会得点ランクトップ5ゴールのFW郡司璃来選手(3年、J2清水内定)を中心に攻め込みます。すると後半34分、ゴールをこじ開ける市立船橋。右サイドのスペースにうまく走り込んだキャプテンMF太田隼剛選手(3年)がラストパス。最後はFW久保原心優選手(2年)が決めて1-1の同点。試合は90分間で決着がつかず、PK戦に突入。
この場面で輝いたのは、青森山田のGK鈴木将永選手(3年)。1人目、4人目をストップすると、最後は青森山田5人目、米谷壮史選手が決めて4-2。青森山田が市立船橋を退け、2大会ぶりの決勝進出。青森山田が王座奪還へあと1勝としました。
◆青森山田1-1(PK4-2)市立船橋
得点【青森山田】小泉佳絃(前半11分)【市立船橋】久保原心優(後半34分)
【青森山田 今大会の成績】
2回戦 1-1(PK5-3)飯塚(福岡)
3回戦 7-0 広島国際学院(広島)
準々決勝 4-0 昌平(埼玉)
準決勝 1-1(PK4-2)市立船橋(千葉)