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「高校サッカーは素晴らしいものですよ」前橋育英が7大会ぶり2度目の優勝 死闘のPK戦を制し全国3800校の頂点へ

2025年1月14日 6:00
「高校サッカーは素晴らしいものですよ」前橋育英が7大会ぶり2度目の優勝 死闘のPK戦を制し全国3800校の頂点へ
歓喜にわく前橋育英の選手たち
◇第103回全国高校サッカー選手権決勝(13日、国立競技場)

全国高校サッカー選手権決勝は、前橋育英(群馬)が流通経済大柏(千葉)を破り、7大会ぶり2度目の優勝を飾りました。

試合は延長戦でも決着がつかず、PK戦にもつれると、互いに7人目まで成功という痺れる展開。最後は、前橋育英のGK藤原優希選手が10人目のキッカーを止めるなど、大一番で好セーブをみせ、全国3800校の頂点に立ちました。

試合後、前橋育英を指揮する山田耕介監督は「いや...よかったです」と一言。「最後まで信じて、絶対やってくれるというのは、心の中でずっと叫んでいました」と心境を語り、選手の奮闘をたたえます。また「高校サッカーは素晴らしいものですよ」と笑顔をみせました。

一方、前橋育英のキャプテン石井陽選手(3年)は、「こういう場でプレーできることを感謝して、プレーできることを誇りに思って自分のプレーを出しました」と語り、「本当に苦しい時期が多くて、自分も選手権大会中に上手くいかないことだったり、チームとしても上手くいかないことがあって。それでも、本当にチームで乗り越えてきてこの結果が出たので、本当に嬉しい」と話し、6万人近く集まった会場は温かい拍手に包まれました。
最終更新日:2025年1月14日 6:00