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【ラグビーW杯】日本代表と同組 強豪アルゼンチンとサモアが激突

2023年9月22日 7:00
【ラグビーW杯】日本代表と同組 強豪アルゼンチンとサモアが激突
2019年大会でウォークライ「シヴァ・タウ」を披露するサモア代表(写真/齋藤龍太郎(楕円銀河))
ラグビーワールドカップ2023フランス大会 プールD アルゼンチンvsサモア(日本時間23日、スタッド・ジェフロワ・ギシャール)

日々熱戦続きのラグビーW杯フランス大会で、日本代表が戦いを繰り広げているプールD。その注目カード、アルゼンチン対サモアが日本時間23日(土)にスタッド・ジェフロワ・ギシャールで行われます。

18日にイングランドに敗れ1勝1敗、プール暫定3位の日本代表にとって今後の対戦相手となるサモア(9月29日に対戦)とアルゼンチン(10月8日に対戦)との激突は、日本代表はもちろんプールDの行く末を左右するターニングポイントとなる一戦です。

10日の初戦でイングランドに27-10で敗れて以来約2週間ぶりの試合となる「ロス・プーマス」ことアルゼンチンは0勝1敗でプール暫定4位ですが、18日現在世界ランキング10位でW杯4強を2度経験している南半球屈指の強豪です。サモア戦で今大会初勝利を手にして浮上を図るためにも、チームの武器である屈強なフィジカルとバックスのスピードで得点を重ねたいところです。

フォワードは、攻防の起点となるセットプレーの鍵を握るHO(フッカー)フリアン・モントーヤ主将、日本の三重ホンダヒートで活躍中のFL(フランカー)パブロ・マテーラ選手、NO.8(ナンバーエイト)には破壊的な突破力が魅力のフアン=マルティン・ゴンサレス選手が先発します。

バックスは状況判断力のみならずランも光るSO(スタンドオフ)サンティアゴ・カレーラス選手とその弟のWTB(ウイング)マテオ・カレーラス選手、プレースキッカーのWTBエミリアノ・ボフェリ選手らがスタメンに名を連ねています。

一方、世界ランキング11位とアルゼンチンに肉薄しているサモアは16日の初戦でチリに43-10と快勝し、1勝0敗でプール暫定2位につけています。世界屈指の重量FWによる圧力、強豪チームに劣らないフィジカルの強さ、チリ戦で見せた得点力でアルゼンチンに真っ向勝負を挑みます。

チームを牽引するLO(ロック)クリス・ヴイ共同主将を筆頭に、元ニュージーランド代表のNO.8スティーヴン・ルアトゥア選手や2015年大会の優勝メンバーであるPR(プロップ)チャーリー・ファウムイナ選手、そして2019年大会はオーストラリア代表として出場し日本のトップリーグ(現リーグワン)でも活躍したSOクリスチャン・リアリーファノ選手など、国際的な経験値の高い選手が登場します。

勝敗はもちろんのこと、どのようなラグビーを見せるのかという点でも、日本のファンにとって見逃せない一戦となりそうです。