◇プロ野球パ・リーグ 日本ハム3-2ロッテ（31日、ZOZOマリンスタジアム）

前日完封負けを喫した日本ハムは、9回の2得点で逆転勝利を飾り、開幕カード勝ち越しを決めました。

1点ビハインドの9回、ロッテの守護神・益田直也投手から田宮裕涼選手のタイムリー3ベースで同点に追いつくと、続く水野達稀選手が勝ち越しタイムリーを放ち、逆転しました。

新庄剛志監督は「あきらめない野球ね、素晴らしかった。もう選手につきますね」と興奮収まらない様子で試合を振り返りました。

この日、ロッテの先発は佐々木朗希投手でしたが、新庄監督は試合前に「今日は佐々木くんが先発で、なんとか今日勝ったら、これからぐっと勝っていけるよ」と選手に声をかけたといいます。

この言葉を受けた日本ハム打線は、佐々木投手に対して、ファウルなどで簡単にアウトにならない粘りを見せると、5回までに95球を投げさせ、降板させました。

早々に佐々木投手を降板させる狙い通りの展開に、新庄監督は「さすがいいピッチャーなんで、なかなか点を取れない。こういう展開になるイメージで。水野（達稀）君がよく打ってくれましたね」と口にしました。

さらに、開幕3戦での若手選手の活躍に「無我夢中ですよ、ただそれだけ。レギュラーを取りたいとか、そういう気持ちは一切ないです。1試合1試合を、自分の持ってる力を練習からしっかりやってるから、ここで出せる」と評価しました。