【サッカーW杯】イラン代表が自国での抗議デモに連帯か 試合前の国歌歌わず 国営テレビは映像切り替え
◇サッカーFIFAワールドカップカタール2022(11月20日~12月18日)グループB イングランド6-2イラン
イングランドとの初戦に臨んだイラン代表は21日の試合前の国歌斉唱で、口を固く結び、国歌を歌いませんでした。
BBCなど海外メディアによりますと、試合を放送していたイランの国営テレビは、その様子が映し出されると、スタジアムの情景映像に切り替えたということです。選手が国歌を歌わなかった背景には、イランで行われている抗議デモの影響があると報じられています。
イランでは9月に女性の髪を覆うスカーフ「ヒジャブ」の着用が不適切だとして警察に拘束された女性が死亡し、抗議デモが続いています。
この映像や写真はSNS上でも拡散されていますが、「国に帰ったときに彼らが受けるであろう制裁が心配」「スポーツに政治を交えるのはイヤだ」などさまざまな意見があふれています。