プロ野球・巨人の戸郷翔征投手が25日、『JERAセ・リーグAWARD』9・10月度の月間大賞の表彰式に出席。「毎年シーズン後半に成績を落とすことが多かった中で、今年は本当に良い成績を残せた」と振り返りました。

戸郷投手は9・10月は4試合に登板し、3勝1敗、防御率0.32をマーク。巨人の4年ぶりとなるリーグ優勝に貢献しました。

選考委員の一人である高橋由伸さんは、戸郷投手の受賞理由について「シーズンを通しての数字であったり活躍もそうですが、今シーズンのセ・リーグは最後まで優勝争いが激しい中で、勝負どころの試合で素晴らしいピッチングをしたというところで受賞が決まりました」とコメント。

戸郷投手は受賞について「このような賞をシーズン最後にいただくことができてすごく光栄に思いますし、なおかつ優勝できてすごく良かったなと思います」と喜びのコメントを残しました。

さらに、戸郷投手は9・10月の自身の成績について「毎年シーズン後半に成績を落とすことが多かった中で、今年は本当に良い成績を残せた。防御率自体も0点台とすごく安定した成績を残せたので、1か月を通して成績が良かったというところは評価してあげたいなと自分でも思います」と振り返りました。

また、戸郷投手は24日に行われたドラフト会議についてもコメント。巨人はドラフト1位に花咲徳栄・石塚裕惺選手を指名するなど、支配下指名5選手、育成指名6選手と合計11選手を指名しました。

「厳しい世界ですし、結果を残さなければクビになったり、引退だったりを迫られる。ただ、そこを考えるより、まずは大好きな野球に向き合うことが一番ですし、球団のユニホーム着られることはすごく光栄なことなので、存分に野球を楽しむことが大事」

プロ1年目から1軍マウンドを経験した戸郷投手が、プロの世界で戦い抜く先輩としてエールを送りました。