【ラグビー日本代表】今年代表初選出からの躍進 3人目のスクラムハーフ福田健太 全選手紹介#18
■今季リーグワンでは日本人最多投票のスクラムハーフ
ラグビーが好きだった父の勧めで、始めた福田選手は地元茨城の茗溪学園高校に進学。高校3年では“花園”全国高校ラグビーに出場し、高校日本代表に選出されました。
高校卒業後は、名門・明治大学に進学。4年時にはキャプテンとして22年ぶり大学選手権優勝に貢献。ピッチ内外でチームをけん引してきました。
大学卒業後はトヨタヴェルブリッツに入団。今季のリーグワンではベスト15を逃すも、南アフリカ代表ファフ・デクラーク選手に次ぐ2位の得票数を獲得。今季はリーグワン全試合に出場し、スクラムハーフとして飛躍の年を迎えています。趣味はキャンプに行くこと、特技は玉ねぎのみじんぎりです。
■激しいスクラムハーフのレギュラー争い「いち早くジャパンの戦術の理解」
パスセンスに加え、ランで仕掛ける強気なプレーが魅力が持ち味の福田選手は6月に日本代表初選出。しかし同じポジションには流大選手、齋藤直人選手とハイレベルなスタメン争いの中、現在は3番手の立ち位置。まだ日本代表キャップはありません。
ジェイミー・ジョセフHCは「彼はすごくいい練習をしています。フィットネスもありますし、9番としてのスキルもしっかりと持っていると思います。練習でもしっかり競争しています。流もこのチームに長くいますし、リーダーとしてもしっかりと活躍している。直人もチームとして長くいるので9番としての競争は激しいと思ってます。彼は誰かがケガしたらそこにすぐ入る場の位置にはいると思います」と期待を寄せます。
福田選手も「僕自身も新鮮で流さんとか直人とかSHの中で切磋琢磨しながら、いろいろ学びながら楽しく過ごしています。僕もまだ入ったばかりなので、ジャパンがやる戦術に対して、こういう時はどう考えてますかだったりとかそういう細かいところの話を聞いています。選ばれたら全力で戦いたいです。そのためにも、まずはいち早くジャパンの戦術の理解して、9番の中でチームをコントロールできるように頑張っていきたい」とコメント。迫り来る決戦に向けて、ギアを上げています。
◇福田健太選手
主なポジション:スクラムハーフ
生年月日:1996年12月19日
所属チーム:トヨタヴェルブリッツ
身長:173センチ
体重:80キロ
出身地:茨城
出身校:茗溪学園高校→明治大学
◇日本代表のW杯スケジュール(日本時間)
9月10日 VSチリ
9月18日 VSイングランド
9月29日 VSサモア
10月8日 VSアルゼンチン