◇パリ五輪アジア最終予選一夜明け取材対応(29日・羽田空港)

パリ五輪出場を決めた女子日本代表「なでしこジャパン」のMF長谷川唯選手(27＝マンチェスター・シティ)が29日、出国前に羽田空港で報道陣の取材に応じました。

負ければ五輪出場の夢が絶たれる大一番。北朝鮮と2-1の接戦の末につかんだパリ五輪出場に「心境は変わらず。本当に嬉しい気持ちと安心した気持ちでいっぱいです。プレッシャーすごく感じていたんですけど、自分自身そのプレッシャーを楽しんでプレーできた」と、安堵の表情を見せました。

全部見切れていないほどの祝福メッセージをもらったといい、中には昨季現役引退した元日本代表小野伸二さんから「良かったね」というメッセージをもらったといいます。

「(小野伸二さんが)昨日来ていただいたようなので、国立までわざわざ足を運んでいただいて見てくれたので、自分自身プレーを見せられて本当に良かったと思います」と、笑みがこぼれました。

パリへの切符をつかんだ長谷川選手は、所属するマンチェスター・シティに戻るために早くも出発。約半年後に迫る大舞台へ向けて、「自分が本当に目指してきた舞台なので、そこで楽しんでプレーして、自分のためにも、チームのためにも、女子サッカーのためにも、色んな人のために金メダルを目指して頑張っていきたい」と、決意を新たにしました。