プロ野球セ・リーグの阪神は、オープン戦開幕から9連敗と、未だ白星をつかめず苦しんでいます。しかしリーグ連覇へ向け、追い風となるデータもあります。

昨シーズン、2位に11.5ゲーム差をつけ、圧倒的な強さで18年ぶりのリーグ優勝を果たした阪神。

しかしリーグ連覇を狙う今シーズンのオープン戦では、開幕から9戦9敗と大苦戦しています。エラーは12球団ワーストの13を数え、ミスが目立っています。

連覇へ向け不安要素が多い阪神ですが、2019年リーグ優勝を果たした巨人も翌年2020年のオープン戦では、引き分けを挟む9連敗を喫しています。

この年、オープン戦16試合を2勝10敗4分で終えた巨人。しかし、レギュラーシーズンが始まると、エース・菅野智之投手が「開幕投手13連勝」の日本記録を打ち立て、岡本和真選手が初の本塁打王を獲得するなど、他を寄せ付けない強さでセ・リーグを連覇しました。

このデータに基づくと阪神も、「リーグ優勝」→「オープン戦9連敗」→「リーグ連覇」？もあり得ない話ではありません。

一見“オープン戦9連敗”という結果からは、優勝に暗雲が垂れこめているように思われますが、過去のデータから、阪神が連覇に近づいていることを示唆しているのかもしれません。