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近江・山田陽翔 7回9奪三振で“怪物超え” 打っては満塁ホームラン 2年連続の夏8強決める

2022年8月15日 21:29
近江・山田陽翔 7回9奪三振で“怪物超え” 打っては満塁ホームラン 2年連続の夏8強決める
近江・山田陽翔投手(写真:日刊スポーツ/アフロ)
◇第104回全国高等学校野球選手権大会10日目(15日、甲子園球場) 3回戦 (滋賀)近江7-1海星(長崎)

前回大会ベスト4、今春行われた全国選抜高校野球大会では準優勝の近江。3回戦では長崎・海星と対戦しました。

試合は2回表、近江先発・最速149キロ右腕の山田陽翔投手(3年)が2アウトから四球でランナーを出すと、さらに盗塁を許しランナー2塁の場面で7番・牧真測選手(3年)にタイムリーを許し1点先制されます。

それでも3回裏、相手のミスもあり同点に追いつくと、さらに5回裏、1アウト3塁から清谷大輔選手(2年)がセンターへタイムリー3ベースを放ち、勝ち越しに成功します。

援護をもらった先発の山田投手は2回以降調子を上げ、スコアボードに0を並べます。ストレートを軸に7回まで投げ1失点、9奪三振の好投を見せます。

すると近江は7回裏、2アウト満塁のチャンスを作り、打席には4番に座る山田投手。高めに来た142キロのストレートをとらえると打球は左中間スタンドへ。試合を決定づける満塁ホームランとなり、リードを5点に広げます。

その後も1点を追加した近江は、7-1で勝利し2年連続8強入りを果たしました。

投打に活躍した山田投手は、甲子園通算奪三振が98に。“平成の怪物”、横浜・松坂大輔投手、早稲田実業・荒木大輔投手を抜き、歴代単独9位となりました。

近江の次戦は、プロ注目スラッガー・浅野翔吾選手(3年)を擁する香川・高松商。今秋のドラフト候補対決に注目が高まります。