プロ野球セ・リーグ 巨人2-1中日(10日、バンテリンドーム)

巨人は2回表、ウォーカー選手が中日先発の上田洸太朗投手からストレートの四球で出塁すると、続く中田翔選手の当たりは二遊間を抜けてセンター前へ。ウォーカー選手は一気に3塁に到達し、1、3塁とチャンスを広げます。この場面で7番石川慎吾選手のタイムリーヒットで1点を先制します。

中日は4回ウラ、3回までパーフェクトに抑えられていた巨人先発の戸郷翔征投手を攻め立てます。岡林勇希選手がチーム初ヒットを放つと、阿部寿樹選手もヒットで2アウト1、2塁のチャンス。5番木下拓哉選手がバットを折りながらも、センター前へのタイムリーヒットで同点とします。

試合はその後、均衡が崩れないまま終盤戦へ。8回ウラ中日がチャンスを作ります。代打・滝野要選手のセンター前ヒット、岡林選手のセーフティバントでの内野安打、ビシエド選手の死球で2アウト満塁。バッターは同点タイムリーを放っている木下選手。しかしここは戸郷投手がショートフライに打ち取りピンチを脱出。戸郷投手は8回138球、12奪三振の熱投で1失点に抑えます。

すると9回表巨人は2アウトランナーなしから6番中田翔選手が13号ソロホームランで勝ち越し。最後は守護神ルーキーの大勢投手が抑えてゲームセット。戸郷投手は4年目でプロ初の2ケタとなる10勝を挙げました。