【夏の甲子園】「今日は90点」高松商・渡辺和大1失点17イニング連続無四球 接戦制し52年ぶり8強入り
◇第104回全国高等学校野球選手権大会10日目(15日、甲子園球場) 3回戦 (香川)高松商2‐1九州国際大付(福岡)
3大会連続22回目出場の高松商は6年ぶり8回目出場の九州国際大付との対戦。
去年12月にイチローさんから直接指導を受け、初戦では佐久長聖(長野)に14-4と快勝した高松商は、初戦の勢いそのまま、初回からチャンスを作ります。
先頭打者の浅野翔吾選手(3年)がヒットで出塁すると盗塁に成功。その後1アウト1、2塁のチャンスを作ると、4番の山田一成選手(3年)がレフトへのタイムリーヒットで先制。2回に同点に追いつかれるも、4回には井桜悠人選手のタイムリーで2-1勝ち越します。
投げては先発を任された渡辺和大投手(3年)が好投。3回には2アウト3塁の場面で、九州国際大付の4番・野田海人選手(3年)をストレートでセカンドフライとピンチを脱出します。後半戦の6回以降は、走者を一人も出さない完璧なピッチング。9回120球を投げて、被安打7、奪三振6で1失点。四死球は2試合連続の0で、これで大会17イニング連続無四球となりました。
2-1の接戦に勝利した高松商は52年ぶりの8強入り。
試合後、渡辺投手は「今日は90点です」と自身のピッチングを評価。「四球を出すぐらいならヒット打たれてもいいというぐらいの気持ちで、3ボールでも思い切りストライクに投げることを意識しています」と話しています。