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【夏の甲子園】夏連覇を目指す智弁和歌山がまさかの初戦敗退 中谷監督「連覇を背負わせてしまった」「彼らと戦うことができて、幸せでした」

2022年8月13日 17:54
【夏の甲子園】夏連覇を目指す智弁和歌山がまさかの初戦敗退 中谷監督「連覇を背負わせてしまった」「彼らと戦うことができて、幸せでした」
初戦敗退となった智弁和歌山(写真:日刊スポーツ/アフロ、撮影は6日の開会式)

◇第104回全国高等学校野球選手権大会第8日(13日、甲子園球場)第3試合 国学院栃木(栃木)5‐3智弁和歌山(和歌山)

夏連覇を狙う和歌山・智弁和歌山は、37年ぶり2回目の出場となる栃木・国学院栃木と対戦しました。

智弁和歌山の先発は武元一輝投手(3年)。初回、2アウトから連打を浴び、満塁のピンチを作ると、6番・長田悠也選手(2年)にタイムリーを打たれ、2点先制を許します。 直後の2回表、1アウトランナー1塁3塁のチャンスで8番・中塚遥翔選手(2年)がライトへのタイムリーヒットを放つと、続く9番・山田久敬選手(3年)がスクイズを決め、すぐさま試合を2-2の振り出しに戻します。

さらに6回表、1アウトランナー2塁、3塁のチャンスを作ると、中塚選手のセカンドゴロの間にランナーがホームに返り、3-2と勝ち越しに成功します。しかし6回裏、先発の武元投手が国学院栃木の打線につかまります。2本のタイムリーを含む4連打で2点を追加され、逆転を許します。

ここで智弁和歌山は背番号1をつける塩路柊季投手をマウンドに送ります。

1アウトランナー2塁のピンチでしたが、しっかりと後続を打ち取り、打線の援護を待ちます。智弁和歌山は8回、相手の守備のミスも絡み、2アウト満塁と一打逆転のチャンスを作ります。しかし、6回からマウンドにあがった国学院栃木のエース・盛永智也投手(2年)を捉えきれず、チャンスを活かせませんでした。

智弁和歌山はこの日8本のヒットを放ちましたが、4人の投手による国学院栃木の小刻みな継投の前に、あと一本が出ず、初戦で敗退となりました。

試合後、敗れた智弁和歌山の中谷仁監督は「継投ミス、チーム状態を上げられなかった私の責任。100%私の責任です」と初戦敗退について語りました。また、「私生活のところも含めて連覇を目指してやってきた。連覇を背負わせてしまったと思う。ただ選手たちにはよく頑張ってくれた。彼らと戦うことができて、幸せでした」と選手への感謝を口にしました。

この試合に勝利した国学院栃木は、熊本・九州学院との3回戦に駒を進めました。

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