北京パラ3冠の村岡桃佳 がい旋試合で連勝「経験値は裏切らない」
◇2022パラアルペンスキージャパンカップ~野沢温泉シリーズ~2日目(5日、長野)
北京パラリンピックで3つの金メダルを獲得した村岡桃佳(ももか)選手は5日、北京大会後初めて臨んでいる国内大会で、大回転第2戦女子座位クラスに出場しました。
大会初日の4日に行われた大回転第1戦で、2位の選手に14秒以上の差をつけて優勝していた村岡選手。
連勝をかけて挑んだ5日の第2戦は、春らしい日差しに恵まれた一方、気温の上昇でコースの雪が柔らかくなり、難しいコンディションだったと話します。
「考えながら滑ることが得意」と話す村岡選手は、スキー板が雪に埋まらないよう、エッジに体重をかけすぎず、ソフトなターンを心がけたと冷静に対応。
1本目、2本目ともにトップでフィニッシュし、2位の選手に13秒以上の差をつける合計タイム1分51秒88で連勝を飾りました。
レース後、村岡選手は「1つひとつのレースや練習をこなしていく上で、いろんな経験値がちゃんと蓄積されてきた。それは自分を裏切らないんだなって感じています」と力強くうなずきました。
村岡選手が出場しているパラアルペンスキージャパンカップは、6日に回転第1戦、そして最終日の7日に回転第2戦が行われます。