◇MLB　エンゼルス4-1ジャイアンツ(日本時間10日、エンゼル・スタジアム)

2番投手兼DHで出場したエンゼルスの大谷翔平選手が、15連戦最後のジャイアンツ戦で今季10勝目を挙げ勝利で締め。試合後取材では「休むのも仕事として大事かな」を休養についても触れました。

チームはこの日15連戦の最終日。1試合のダブルヘッダーも入れて14日間で15試合の過密日程でした。すべての試合に出場した大谷選手は「疲労はピークだった」と3回まで毎回ランナーを背負いながらも要所を締める粘りのピッチング。6回97球を投げ3安打、5奪三振、1失点で今季10勝目をマークし、2年連続10勝＆2桁本塁打とメジャー史上初10勝＆40本塁打を達成しました。

15連戦を自らの偉業で締めた大谷選手は「何とか6回まで投げたというような感じであるので、内容的にはそこまで良くなかったかなと思う。その中で勝ったというのは結果オーライというか、良かったところかなと思う」と淡々と振り返り、「あす休みを挟んでどうなるかを確認しながら。もちろん休みが必要なら休むのも仕事として大事かなとは思う」と休養について言及しました。

また2年連続10勝＆2桁本塁打の達成には、「勝ち星は自分も打席に立ちますけど、援護がないとつかないところではある。自分1人のところではないですし、そういう意味ではきょうの勝ちも大きいかなと思う」と充実感をにじませ「もっともっと、今年中に積み上げれるように頑張りたい」とさらなる高みを見据えます。

これで再び借金がなくなったエンゼルス。ワイルドカード争いで踏ん張りどころを迎えているチームに、「可能性がある限り諦めるということはないし、みんな1試合1試合頑張っている。2連勝してますし、これから連勝を伸ばしていければ自ずと、高まっていくと思う」と力強く語りました。