プロ野球・楽天は17日、今江敏晃新監督の就任会見を行いました。

監督就任を要請されたときの心境について今江監督は、「びっくりしたのは一番初めにありましたが、コーチを4年間させていただく中で、監督もやってみたいなというのもありました。東日本大震災以降、毎年東北を訪問させていただいたりとか、選手としても楽天に移籍をしてきたりとか。何か僕にとって宿命というか、ご縁を時間がたつにつれて感じてきたので、是非チャレンジしたいなという気持ちになりました」とコメントしました。

また、理想とする監督像として挙げたのはロッテ時代の恩師、ボビー・バレンタイン氏の名前でした。「チームとして苦しい場面はたくさんあるので、そこでしっかり助け合って信頼し合えるチームにしていきたい。あの方がチームは“ファミリー”だと家族のように接してくれて、時に厳しく時に優しく信頼してくれていたので、チームはファミリー、信頼できるチームにしたい」と語りました。

今季は最終戦に敗れ、4位という結果に終わった楽天。今江新監督のもと、日本一に輝いた13年以来の優勝を狙います。「中学生の頃から掲げている頂点という言葉があります。やるからには頂点を狙います。あのときの興奮と感動をもう一度味わってもらいたい」と決意を語りました。