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「あのとき負けて良かった」ロコ・ソラーレ藤澤五月 勝負を分けたシンキングタイム

2023年2月2日 17:37
「あのとき負けて良かった」ロコ・ソラーレ藤澤五月 勝負を分けたシンキングタイム
ロコ・ソラーレ藤澤五月選手(C)JCA IDE
◇日本カーリング選手権大会・予選リーグ ロコ・ソラーレ 8-6 中部電力(2日、北海道・アドヴィックス常呂カーリングホール)

日本選手権前回優勝のロコ・ソラーレは前回準優勝の中部電力と対戦。

6エンドにロコ・ソラーレの藤澤五月選手がスーパーショットを見せ2点を追加。さらに最終10エンドには、吉田知那美選手がハウス内の相手のストーンを一掃するショットなどを見せ接戦を制し、単独首位となる5勝目を挙げました。

試合後インタビューに答えた藤澤選手。

10エンド、チームで時間をかけて話し込んでいたことについて聞かれると、「私たちが(今大会)負けてしまった北海道銀行戦は、作戦の部分で負けてしまった。なぜそうなったのかというと、時間がなくて焦ってしまったというところが反省としてあったので、最後のエンドに時間を残すことを北海道銀行との試合の後に目標として立てました」とコメント。

10エンド制のカーリングでは、チームそれぞれに38分の持ち時間(シンキングタイム)が与えられており、その時間内にショットを行わなければなりません。試合序盤に時間を使いすぎると、試合後半に作戦などを考える時間が少なくなるため、試合展開を左右する大きな要素となっています。

藤澤選手は「この試合では時間を残すことができて、時間と心に余裕を持って投げられたのがすごく良かった。あのとき北海道銀行に負けておいて良かった」と答えました。

また翌日に控えるロコ・ソラーレの姉妹チーム、LS北見(ロコ・ステラ)との対戦については「試合をする機会が今まで数多くあったわけではなかった。LS北見は日本選手権を目標にやってきたチームなので、試合をできることはうれしいですし、なにより麻里ちゃんと氷の上でできるのはすごくうれしい」と、平昌五輪をともに戦った本橋麻里選手との対戦を心待ちにしている様子でした。