野球殿堂博物館は16日、2025年野球殿堂入り通知式を開催し、プレーヤー表彰からイチロー氏、岩瀬仁紀氏が表彰されました。

表彰委員総数は353、投票委員数は349、有効投票数は349で当選必要数は有効投票数の75％（262票）が必要とされ、イチロー氏が323票（92.6％）、岩瀬氏が308票（88.3％）でした。

イチロー氏は資格獲得初年度の当選で史上7人目の快挙。岩瀬氏は資格を得て2度目の当選となっています。

表彰にあたりイチロー氏がコメント「この度は殿堂入りに選出していただきありがとうございます。私は1991年にオリックスブルーウェーブからドラフト4位で指名していただき、日本で9年、アメリカで19年選手としてプロ野球選手生活を過ごしました。にも関わらず、日本の野球殿堂へ迎え入れていただいたこと、大変感謝申し上げます」と感謝の言葉を述べました。

さらにイチロー氏は表彰式に出席した王貞治氏らにもお礼の言葉を述べ「この大好きな野球を長く続けてこられた中で、今日お越しの王監督とはもちろん、第1回WBCで一緒に同じユニホームも来て初めて戦ったわけですし、原監督とはあんまりいい話はないですね（笑） 」とジョークを交え式場を笑いに誘うなど再会を喜びました。

そしてイチロー氏は野球へのおもいを語り「今は未来を担う子どもたち、主に高校生なんですけども、彼らとの出会いを通じて、それが僕の大いなる目標となっていて、まさにモチベーションにもなっているという状況です。様々な要因から今の野球が変わっていってるわけですけれども、せめて子どもたちが向き合う野球は純粋なものであってほしいと願っています。時代はやはり変わっていくものはあります。でも変えてはいけないものというものもあると思います。そこを僕は強く意識して、これから子どもたちと接していきたいと思っています」とコメントしました。