◇プロ野球セ・リーグ ヤクルト 3-0 巨人（4日、京セラドーム）

ヤクルトの先発・吉村貢司郎投手がプロ初となる完投・完封を果たし、ヤクルトが2連勝しました。

吉村投手は直近2試合のいずれも初回に3失点としており、立ち上がりが心配されていましたが、無失点と上々の立ち上がりを見せます。しかし対する巨人の先発・グリフィン投手も好投を見せ、3回まで両チーム無得点とします。

試合が動いたのは4回。この回の先頭打者であるサンタナ選手が出塁すると、続くオスナ選手がホームランを放ち、2点を先制しました。さらに8回には2アウトから、ここまで3打数2安打のサンタナ選手がヒットで出塁、続くオスナ選手が四球を選びチャンスをつくると、中村悠平選手がタイムリーを放ちリードを広げました。

吉村投手はその間も好投を続け、8回無失点。プロ初となる完投完封を目指し、9回のマウンドに上がります。

吉村投手は先頭の4番・岡本和真選手を1球で打ち取るも、大城卓三選手にヒットで出塁許します。さらに秋広優人選手にもヒットを浴び、2アウト1､2塁のピンチを招くも粘りのピッチングを見せ、後続を打ち取りゲームセット。ヤクルトが2連勝しました。

吉村投手は9回125球の力投。被安打9、奪三振5、無四球・無失点で、巨人打線相手に1人で投げきりました。