【高校サッカー注目・山口】再び出るか「トルメンタ」 2年生エース山本吟侍選手に注目
岡楓太選手(左)、山本吟侍選手(右)
12月28日(水)に開幕する第101回全国高校サッカー選手権。4年連続28回目の出場となる山口代表・高川学園は31日の2回戦で富山代表・富山第一と対戦します。2年連続のベスト4、国立競技場の舞台を目指す高川学園の注目選手と、チームの特長を紹介します。
■再びさく裂するか 世界を沸かせた「トルメンタ」
100回大会では14年ぶりのベスト4入りを果たした高川学園。快進撃の原動力となったのが、手をつないでぐるぐる回るセットプレー「トルメンタ」です。前回大会では1回戦の星稜戦から準々決勝の桐光学園戦まで、4試合すべてでセットプレーの流れからゴールを奪っています。
トルメンタのようなトリッキーなセットプレーを考えているのが「強化部」に所属している選手たちです。「総務部」「分析部」「広報部」など、江本孝監督が筑波大学サッカー部をモデルに導入した「部署制度」の部署の1つで、強化部に所属する選手たちはセットプレーのアイデアを日ごろから出し合っています。世界でも話題になったトルメンタを武器に今年も高川学園が旋風を巻き起こします。
■活躍を誓う2年生エース 山本吟侍選手
部員数は県内最多の171人。伝統あるチームの10番を背負うのが、山口県周南市出身の山本吟侍選手です。前回大会では、2回戦の岡山学芸館戦で先発出場。準決勝の青森山田戦では後半途中から出場し国立競技場のピッチにも立ちました。ことしは6月に負った腰のケガに悩まされましたが、「チームのみんなにお前がいないとダメだと言ってもらって、チームのためにプレーすることを考えるようになった。自分のゴールでチームを勝たせたい」と話し、西京との地区大会決勝でも見事決勝ゴールを決めました。
今年7月には16歳以下日本代表の候補合宿にも参加するなど、2年生ながらチームの絶対的存在になりつつある山本選手。身長は180cmで、高さを生かしたヘディングはもちろんのこと相手と競り合いながらボールをトラップする際の体の使い方もうまく、足元の技術の高さもあります。
2度目の選手権に向けて山本選手は「注目されるのは分かっている。注目された上で前回大会のベスト4を超えないといけないし、この大会で目立ってまずは高校選抜に入ってプロに注目されるようになりたい」と意気込んでいます。
■100回大会で全試合に出場 岡楓太選手
守備でチームを引っ張るのが3年生のディフェンダー、岡楓太選手です。前回大会では1回戦の星稜戦からすべての試合に先発フル出場を果たし、2年生ながら国立競技場のピッチに立ちました。岡選手は、「前回大会で勝てたのは自分の力ではなくて当時の3年生の力のおかげ。今年は去年の5試合の経験を今の1・2年生に返す番。大舞台での経験を積ませてあげたい」と話しています。
岡選手の強みは闘争心と球際の粘り強い守備。チームが苦しい時に後ろから声を出して盛り上げることもできる選手です。3年間の集大成となる選手権を前に「高校サッカーは最後ではなくて人生の通過点。自分にとってはアピールの場でしかないので、自分のストロングポイントを出して注目されるように頑張りたい」と意気込んでいます。
(取材・文:高校サッカー選手権民放43社/山口放送)
■再びさく裂するか 世界を沸かせた「トルメンタ」
100回大会では14年ぶりのベスト4入りを果たした高川学園。快進撃の原動力となったのが、手をつないでぐるぐる回るセットプレー「トルメンタ」です。前回大会では1回戦の星稜戦から準々決勝の桐光学園戦まで、4試合すべてでセットプレーの流れからゴールを奪っています。
トルメンタのようなトリッキーなセットプレーを考えているのが「強化部」に所属している選手たちです。「総務部」「分析部」「広報部」など、江本孝監督が筑波大学サッカー部をモデルに導入した「部署制度」の部署の1つで、強化部に所属する選手たちはセットプレーのアイデアを日ごろから出し合っています。世界でも話題になったトルメンタを武器に今年も高川学園が旋風を巻き起こします。
■活躍を誓う2年生エース 山本吟侍選手
部員数は県内最多の171人。伝統あるチームの10番を背負うのが、山口県周南市出身の山本吟侍選手です。前回大会では、2回戦の岡山学芸館戦で先発出場。準決勝の青森山田戦では後半途中から出場し国立競技場のピッチにも立ちました。ことしは6月に負った腰のケガに悩まされましたが、「チームのみんなにお前がいないとダメだと言ってもらって、チームのためにプレーすることを考えるようになった。自分のゴールでチームを勝たせたい」と話し、西京との地区大会決勝でも見事決勝ゴールを決めました。
今年7月には16歳以下日本代表の候補合宿にも参加するなど、2年生ながらチームの絶対的存在になりつつある山本選手。身長は180cmで、高さを生かしたヘディングはもちろんのこと相手と競り合いながらボールをトラップする際の体の使い方もうまく、足元の技術の高さもあります。
2度目の選手権に向けて山本選手は「注目されるのは分かっている。注目された上で前回大会のベスト4を超えないといけないし、この大会で目立ってまずは高校選抜に入ってプロに注目されるようになりたい」と意気込んでいます。
■100回大会で全試合に出場 岡楓太選手
守備でチームを引っ張るのが3年生のディフェンダー、岡楓太選手です。前回大会では1回戦の星稜戦からすべての試合に先発フル出場を果たし、2年生ながら国立競技場のピッチに立ちました。岡選手は、「前回大会で勝てたのは自分の力ではなくて当時の3年生の力のおかげ。今年は去年の5試合の経験を今の1・2年生に返す番。大舞台での経験を積ませてあげたい」と話しています。
岡選手の強みは闘争心と球際の粘り強い守備。チームが苦しい時に後ろから声を出して盛り上げることもできる選手です。3年間の集大成となる選手権を前に「高校サッカーは最後ではなくて人生の通過点。自分にとってはアピールの場でしかないので、自分のストロングポイントを出して注目されるように頑張りたい」と意気込んでいます。
(取材・文:高校サッカー選手権民放43社/山口放送)